第12回を数字で見ると! | 今だから話せるウルトラクイズ裏話

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17年にわたって放送された「アメリカ横断ウルトラクイズ」。構成作家として最初から最後まで関わってきました。放送出来なかったエピソードや裏話を思い出すままに綴っていこうと思います。

メリカ横断ウルトラクイズが、現在史上初となる再放送されています。
放送局はCSの「ファミリー劇場」で、第12回を放送しています。
そこで今日は第12回のデーターを数字で振り返ってみたいと思います。

★東京ドーム参加人数は20,744人、北は北海道から南は沖縄まで、交通費自前で参加して頂きました。たった1問で惨敗なさった方もいらっしゃるでしょうが、クイズのお祭りに参加した、という満足感に浸っていたと我々は感謝しています。

★移動距離、55,000km。ウルトラクイズ史上一番の距離でした。

★飛行機の搭乗回数は何と18回、地球一周が4万キロですから、一周して更に15,000kmもおまけが付いたので、乗っている時間だけでも相当なものでした。但し、その数字は残っていないのが残念です。

★最低温度、氷点下12度(バロー)北極圏で人類の住む最北端でした。

★最高温度、摂氏37度(モハーベ砂漠)、この猛暑の中でばら撒きクイズが行われたのです。但し、熱射病にかかる人は0でした。目出度し、メデタシと言えるでしょう。

★北の果て。北緯71度17分(バロー) 寒さに負けず、挑戦者も頑張りました。遥か彼方に野生の白熊が肉眼で見えたり、すごい体験が出来ました。

★南の果て。南緯54度50分(フェゴ島) 人類の住む最南端の街で、マゼラン海峡に面し、世界一周のヨットマンは必ず通る港がありました。

★クイズ問題作者64名。この人達が約半年間、頭を絞って、クイズ問題を作りました。東京ドームで敗者になった皆さん、いや、どこでも敗者になった皆さんが口惜しさをぶつけるなら、標的はこの64名の皆さんと言えるでしょう。徳光和夫さんの頭をピコハンマーで殴っただけでは、収まらなっかったでしょうね。

★番組制作にかかった日数。248日でした。

★番組制作に関わったスタッフ。169名、一番組のスタッフとしては、ケタ外れの大所帯です。これだけ多数の人間を投入して作られた番組だったので、視聴率が常に求められました。

★この回を見た人の数。噂では日本人の3人に1人が見たというのですが、実態は霧の中のようで、掴みどころがありません。

でも、このブログを書いて知った事ですが、老若男女多数の皆様からコメントを戴き、本当に多くの方々に親しまれた番組だったのを改めて知らされています。
第12回の再放送は今夜8時から、第2話です。
             ご期待ください

ファミリー劇場