お久しぶりです。
かなり長いこと放置しちゃいました。
ずっと「次はどの怪獣彫ろうかな…」と頭の片隅にはあったんですが、老眼が進んだり、なんというかスイッチが入らなくて…。
一度ベロクロンを描き始めたけど、ゴテゴテしすぎてイヤになっちゃったりとか…(^^;)
でもこいつなら!と選んだ復帰?第1弾。
長文ですが、どうか最後までお付き合いくださいm(_ _)m
ウルトラセブン「アンドロイド0指令」より、みんな大好き、チブル星人。
子ども好きなおもちゃ屋の老人になりすまし、子どもたちを操って地球征服しようとしました。
ある風の強い夜、パトロール中のポインターの前に現れた金髪の女。
「ウルトラ警備隊のモロボシ隊員では?」
と訊ねるその女に、軽い気持ちで頷き握手に応じるフルハシ隊員。すると突然激しく苦しみ出し、その手には女が残していったブローチが握られていました。
アマギ隊員の分析により、ブローチに刻まれた文字は「アンドロイド0指令」と判明。
ダンとソガ隊員が、逃げた女の行方とともにアンドロイド0指令の意味を探ることに。
公園でおもちゃの銃や戦車で遊ぶ子どもたち。ダンはその銃を手に取り、
「(まるで本物だ…)どこで買ったんだい?」
そして子どもたちが身につけているワッペンに気づきます。
おもちゃじいさんに貰った、と話す子どもたちが指差す先に、おもちゃのロケットを飛ばす老人の姿が…
屋台を引き、廃墟へ帰っていくおもちゃじいさん。
「今夜あたりやっちまおうかな…」
ウルトラ警備隊に感づかれ、作戦決行を決意。
さらなる調査により、ブローチが宇宙金属製であること、同じ金属が使われた子どもたちのワッペンは受信装置になっていることがわかります。
「子どもたち…おもちゃ…ワッペン…0指令…」
再びおもちゃじいさんの元へ向かおうとするダンとソガの前に現れた、あの金髪女性。
「なんて逃げ足の速い女なんだ!」
「あれは人間じゃない!」
追いかけてたどり着いた場所は、深夜のデパートの中。
「お客様にお知らせします 午前0時の時報とともに アンドロイド0指令が発令されます」
と、館内に響くアナウンス。
2人の前に姿を現わしたおもちゃじいさんが語ったアンドロイド0指令とは…
ワッペンを使い子どもたちを催眠状態に、武器を実戦用に切り替える、そして子どもたちを思い通りに操り、地球を支配する…というものでした。
「地球の大人たちは、子どもには武器を向けはしないだろう」
身体的な強さでは劣る頭脳派宇宙人らしい完璧な計画!卑怯ですね。好きです。
売り場のおもちゃたちが攻撃を始め、目の前まで迫るおもちゃじいさんと金髪アンドロイド。
この時点で0時まで残り15分!
ダン変身したい、変身したいけど…
「ここにソガ隊員さえいなければ…」
追い詰められ咄嗟にソガ隊員の腹を殴り、気絶させてしまうダン!
いやまぁ、うーん…
そうね、仕方ないよね…(・_・;
変身!等身大セブン!
逃げるじいさんとアンドロイドを追って屋上へ。ウルトラセブンに変身されたらもう終わりと悟っていたかのような言動通り、エメリウム光線であっという間に倒されるアンドロイド。
そして恐怖のあまりか合成の都合上か、ヘタリ込むおもちゃじいさんは、頭部が巨大なシリーズ屈指の個性派、チブル星人本来の姿に!
キュルキュルキュルーと可愛げな音を出しながらちょっと頑張りましたが、アンドロイド同様、エメリウム光線一発でやっつけられちゃいました。溶けるチブル星人。
かけつける隊長、他一同。
「事件を未然にくい止める事が出来て本当に良かった」
午前0時の時報。
「だが何も起こらない
街は平和に眠っていた…」とナレーション。
この、一般市民にとっての何事も無い日常を、知らないところでウルトラ警備隊が守っている…の終わり方、素敵です。
平和な日常に潜む、侵略の魔の手…
子どもたちは何も知らずに、宇宙人の最新鋭武器を手にこれからも遊び続けるのでしょうか。
ウルトラセブンらしいエピソードだなぁと思います。
チブル星人。
この一度見たら忘れない、えっナニコレ⁈感。巨大化もせず、カッコよさとは別の魅力。笑ってしまいそうな顔だけどなぜか怖い。でもよく見ると頭部の穴が層になったようなデザインがすごくオシャレですね。アバンギャルド。赤いトゲトゲのついた触手も薔薇みたいで高貴です。嘘です。そこまでじゃないです。
あとアンドロイドの女優さん、お綺麗で、無機質なアンドロイド感が素晴らしいですね。
アンドロイド0指令は、どうしても0時に発令しないといけなかったんでしょうか?15分ほど早めることは出来なかったのか?
またはあらかじめ0時にセットしてあれば、チブル星人が倒されたとしても自動的に発令するはず。
ここまで武器とワッペンの頒布が済んでいたら、チブル星からこっそり別の個体が来て、改めて0指令を発令すれば…
そもそもモロボシダンを始末してから…なんてことに拘らなければ、すんなり作戦成功できたんでは???
こうやって、フィクションだとわかっていながらも突っ込まずにはいられない、隙だらけなところも大好きです(^^)