Circle:SOUND HOLIC
Album:怪 -KAI-
Original melody:禁断の魔法 ~ Forbidden Magic & 裏切りの少女 ~ Judas Kiss
Vocal:aki
Lyric:隣人 (ZYTOKINE / CYTOKINE)
Arranged:隣人 (ZYTOKINE / CYTOKINE)



裏切りの色は 儚い色 その美しさに 震え続けてる
裏切りの色は 優しい色 その美しさに 怯え続けてる

傷をつけることさえ もう何も感じない
どんな言葉も今は 響くことはない
だけど だけど だけど 汚したこの両手で

 (※1)
 掴めたものなんて 何一つなかったね
 歪んだ記憶が何度も蘇る
 守れたものなんて 何一つなかったね
 彷徨い続けて どこへいけばいいのかな どこへ…


裏切りの声は 哀しい夢 その美しさに 焦がれ続けてる
裏切りの傷は 優しい棘 その美しさは 崩れ始めてる

優しかった声さえ もう何も聞こえない
どんな光も今は 届くことはない
だけど だけど だけど 滲んだこの両目で


 映せたものなんて 何一つなかったね
 歪んだ景色が何度も蘇る
 壊せたものなんて 何一つなかったね
 失い続けて 何も償えないまま どこへ…


奪っては 奪われて
何一つ 残らないと わかっていたのに
なのに なのに なのに なのに

* repeat (※1)
































































LINJIN POPとしての全体的な音の完成度は言わずもがな、非常に歌詞が気に入っているこの曲。

「後悔」。原曲の「裏切りの少女 」というタイトルから広がる隣人ワールドの世界を、その二文字に丸ごと詰め込んだかのような一曲である。

イントロの時点で伝わってくる悲しげな音色が、この物語がどのようなものなのかを我々に悟らせる。
その上で伝わってくる「裏切り」を通じて汚れた主人公のもとに残った虚無感と、後悔をこれでもかと書き綴ったストーリー。これがとても秀逸。
それをakiさんの感情を包み込むような声色で詠むことによって、はじめてこの曲が完成するという・・・。いやぁ正しく隠れた名曲だ。

個人的に当たり外れが大きいと感じるLINJIN POPだが、素晴らしい曲はとことん素晴らしいよなぁ・・。