まぁ普通に感想を。
 
 
 
いつもの通りの感想を書きたいのだが、はっきり言ってジンドグマ編のスーパー1はそれをするほど内容が濃くない気がした。
 
最終回あたりから、初期の「スーパー1は宇宙開発用改造人間」という設定を意識し始めたストーリーが出てきておっ・・・となった。
なったはいいものの、結局はまぁジンドグマ編な訳でして。47話のストーリーは少し暗くてなかなか面白かったがえらくあっさりしたもんで・・・w
 
最終回が近づくにつれ幹部四人が1話でバタバタ死んでいくのはいくら昔の特撮とはいえ酷いと思ったwジャンパーソンはあんなに濃いストーリーの中でキャラをリスペクトしながら死なせてるのに・・・
 
結局、一也は名誉あるジュピタースーパー1号のパイロットとして、当初の目的であった宇宙開発のために宇宙へ旅立ったとさ・・・という終わり方なのだが。いまいち語るところが少ない。
 
ラスボスの悪魔元帥も結局は悪の惑星から地球侵略にやってきた宇宙人、というだけで別段ストーリーがあるわけでもなく。さして強いわけでもなく。普通にスーパー1に自分の愛剣をパクられ首をすべて切り落とされたあげくに自爆したとさ。
 
ただやっぱりスーパー1のアクションや必殺技はカッコいいなぁ。幹部の鬼火指令と妖怪王女、幽霊博士に使用した「スーパーライダー水平線キック」や、「スーパーライダー天空連続キック」は見どころある技だったと思う。
 
 
 
 
・・・まぁ、別にジンドグマ編がつまらなかった訳じゃないよ?コミカルなジンドグマの幹部たちや面白い作戦やそれをどうにかして解決していくジュニアライダー隊と一也とかさまざまなものを駆使した激しいアクション(ハシゴを使ったやつは驚いたなぁ)とか。
 
ただ、前のドグマ編と比べてどうだったか・・・ってのはある。
ドグマ編までは重く深い、そして緊張感が滲み出て、いかにも昭和の良さが溢れるストーリーだったのだが・・・
特にドグマ編の修行して強くなるスタンス、道を踏み外してしまったかつての親友との戦い、メガール将軍の正体など好みの話が多かったもんだがどうしてこうなった。
 
ジンドグマ編はひたすらガキ臭いんだよな、本当の意味で。
 
 
 
うーんまぁ、良くも悪くもない作品だったなぁと。しかしドグマ編が最後まで続いていたらもっと良い作品になっていただろうことが悔やまれる。