こんにちは(*^_^*)
 日航ウォッチャーをしています。

 昨日、日本航空の第三四半期までの累計業績が発表されました(リンクしました)。

 営業損失は1208億円の赤字。最終損益は1779億円の赤字。

 この原因は、旅客収入が41%減ったことにあるようですが、その理由がサーチャージ(燃油特別付加運賃)の引き下げにある、というから笑っちゃいました。原油価格が上がったら付加し始めた料金で原油価格が下がったら付加する理由がなくなるので下げたところ、収入が減って赤字がました。残念ながら理屈が変ですね。

 それから、ビジネス客が利用客の価格志向によりエコノミーに流れたと言うことですが全日空と日航とが同じ路線にあると全日空は満席で、日航は空席があり予約ができる、というのが実態ではないでしょうか。つまり、日航離れが進んでいると言うこと。

 これからの再建計画がどう作られるか、先が思いやられますが、発表されるまで待ちましょう。

 今後、日航は債務超過におちいる見込みで、その債務を解消していくためには、資本の増強が必要であり、そのためには、債権者が望む利益を継続的に上げて行く必要があります。つまり、継続的に、大きな利益を上げられる企業体質を作っていかない限り、お金は借りられない=資本増強ができない、ということになります。

 今回の業績を発表したのは管財人ですから、外から来た助っ人です。
 経費の削減をバッサリと行い、従業員の意識を変えることが出来るかどうか。

 これからも注目していきます。

 では、この辺で。