①生徒指導と学級集団

 ・学校 → 社会の文化を伝達する教育機関
 ・文化 → 社会の人々に広く承認され、共有されている思考様式・行動様式
     → 人々が社会生活を営むために行動するための基準

 ・自己成就的予言
 ある人の行動について何らかの期待を持ったり、思い込みが強くなると、その期待や思い込みに沿った行動をとるために、初めの期待や思い込みが現実化する

 ピグマリオン効果 → 自己成就的予言

 

②子どもの問題行動と教師集団の対応

 ・子どもの問題行動の指導 

   許容的な態度:子どもを受け入れる態度
   共感的理解 :感情移入による理解

 ・あらゆる行動を励まし、ある行動を思いとどまらせるような手段
   積極的サンクション 消極的サンクション

 

③思春期の人間関係

 ・思春期とは? 子どもと大人の境界線上にある過渡期
   思春期=身体の変化や生物学的な変化に注目した区切り方
   青年期=心理・社会的な変化に注目した区切り方

 ・思春期の親子関係
   小さいころの親子関係=タテ関係 

   思春期になると、肉体的には横並び上から抑えられることへの反発
   親への反抗=かりそめのヨコ関係
   子どもが成長し真のヨコ関係が成立したところで、反抗期は終了する

 ・揺れに付き合う
   思春期の心=振り子のように極端から極端に揺れ動く
   <周期の短い感情の揺れ>
   ともに揺れることも、ときには必要でも完全に同一化したり、共揺れするのは禁物
   大人としての足場は確保しておく

 

④不登校とその支援

 ・不登校の児童生徒にとって居心地のいい学校=児童生徒にとっても居心地のいい学校
 ・不登校の学校復帰支援
 ・不登校の予防・開発的支援
 ・すべての子どもにとって魅力のある学校に

 

⑤いじめへの対応

・いじめ防止対策推進法での学校が講ずべき措置
(1)いじめの事実確認
(2)いじめを受けた児童生徒又はその保護者に対する支援
(3)いじめを行った児童生徒に対する指導又はその保護者に対する助言,いじめが犯罪行為として取り扱われるべきときの所轄警察署との連携
(4)懲戒,出席停止など

 

⑥生徒指導と学校・学級づくり

マクリーン(McLean,2009)は,意欲的な学級の鍵概念を、所属感・有能感・自律感(主体性)とした
<教師の役割>
・所属感を養う「取り組み(engagement)」
・有能感を養う適切な「フィードバック(feedback)」
・自律感に繋がる「構造(structure)」のある教育活動
・それら全てを促進する「刺激(stimulation)」を投入すること

 

⑦情報メディア社会の生徒指導 ~スマホ問題~

⑧生徒指導のサポートネットワーク

~家庭支援・発達支援・学習支援・進路支援を総合的に支援するサポートネットワーク~