部首一覧

 夏休みの宿題を作成しています。

 4年生は漢字辞典を初めて使い、部首に親しむ時期です。部首のことについて理解を深める宿題もいいのではと考えました。

 漢字辞典には部首索引がありますが、一般的に漢字辞典自体あまり使いません。

 例えば、「静」になぜ「争」が使われているのかと漢字を教えながら疑問でした。部首としての青の意味って?

 多くの方がたくさんの部首やその意味を覚えはいないのではないでしょう。早めに意味を知っておけば漢字も覚えやすくなるのではないでしょうか。

 機械的な漢字練習で覚えることと、意味付けをして成り立ちなどで覚えることでは、どちらの学習の仕方がいいのか迷います。

 先生に成り立ての頃、なぜだか成り立ちをひとつひとつを教えていました。そうしようと思った理由は今でもよく分からないのですが、多分子供の頃から漢字は意味のある文字という意識が強かったのでしょう。

 今は赤ネコのユースウェアが普及して、教材がどれも工夫されているのですが、機械的に覚えることが中心になっているように思います。

 中学生の頃、漢字の意味を推測すると賢くなるとも思っていました。多分これは刑事コロンボのある場面の影響であったと思います。


 今年の移行措置から県名の漢字も全て正確に書けるように決められていますから、漢字の習得が苦手な子たちは大変です。国語の時間に漢字習得のための練習時間も取りにくいですから、日々の宿題に頼らざるおえません。しかし、苦手な子は宿題もあまりしないのが世の常でしょう。二極化が進まないようにしなきゃ。

 こちらとしては、教室の掲示や市販のテストなどをしながら定着させようとしています。


 小学校低学年の頃漢字が苦手だった僕が、急に漢字に目覚めたのは、ミニテストのお蔭だったと思っています。自主的に覚えてやろうと思うことが定着に繋がったのでしょう。

 覚えたいと思わせなければ習得効果はあがらないのではないでしょう。


 ちなみに、「青」は「澄んだ」という意味があるようです。争いを止めて澄んだという意味のようです。争いが多い時代にできた漢字のように思います。争いと争いの狭間に静かな瞬間があったのでしょう。