ヒメオドリコソウについてのお話
日曜日のことですが,玄関を出て左の庭を見たら,もう春の野の花が咲いていました。「何という花がさいていたと思いますか?」
この花の名前はヒメオドリコソウといいます。ヒメオドリコソウについて話をします。
踊っているような形に見えませんか。そのため,オドリコソウという名前がついたのです。この花は,明治という時代にヨーロッパから日本にきた花です。ヒメとついているのは,オドリコソウより半分くらい小さいからだそうです。
シソの仲間なのです。シソは,きざんでお蕎麦の薬味に使ったり,梅干しを作る時に一緒に使う植物です。
お花が唇のような形をしています。もしかすると,この花をとって蜜をすっていた人がいるかも知れません。「甘い!」っていう人がいるね。日曜日に,花を採って蜜を吸ってみたけれど,あまり甘くありませんでした。もしかすると形の似ているホトケノザの花の蜜の方が甘いのかも知れません。
さて,このヒメオドリコソウを上から見たら,どんな形になると思いますか。
横から見たら,三角みたいだったけれど
上から見たら丸みたいだね。どうしてこんな形になっているのだろう。お日さまの光が当たりやすいようになっているのではないかと思います。茎には短い毛があるみたいです。根もたんぽぽみたいに秘密があるかも知れません。
植物の葉・茎・根も注意して見るとおもしろいところがたくさん見つかるかも知れません。
裏山にフキノトウもたくさん出ていました。
先がとんがっているのも何か理由があると思いませんか。
みなさんもこれから春の草花を見つけたらいろいろ教えてくださいね。