被災地に訪れました。

 そういえばこの海岸は,いるかに長男をのせていたっけ。そして,ブイヨンの近くでいるかがひっくり返り,大慌てで海中をさがしたんだ。まだ1歳の可愛い息子を!海の中に見つけられず真っ青になって,水面を見上げると,ぷっかり息子が浮いていたんだ。

 本当に良かった。それでも,沖の海には,恐怖心があり,助けを求めながらブイヨンまでたどりついたんだ。泳ぎに自信があったための過失。


 何事もなかったので笑い話にもなりますが。

 その被災地で,基礎だけが残され多くの家が流されました。アップしてもうしわけないとは思いますが,パノラマ写真全体に住宅が建ち並んでいました。

 基礎のボルトを見て驚いたことがあります。ボルトがほとんど曲がっていないのです。目

 なぜでしょう?
 きっと,木造である家は,海水の浮力によって,まず浮き上がりそれから流されたと思います。

 家の屋根にのり,何キロメートルも流されて助かった人も実際います。寒い3月のことですから,想像を絶する恐怖であったとは思います。ただ,原爆のように一瞬にして多くの人の命をのみこんだとかんがえると違う現象であったと思います。

 海水の浮力。ボルトさえも曲げずに,重い住宅を持ち上げて運ぶ力。
 その後には,すべてがのみ込まれた世界がのこりました。
 想像を絶する広範囲の被害地域。

ボルトに隠された自然現象が,原発にかわるエネルギーにならないものかと思っています。
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支倉台からみなさんへ~ささかまブログ~-4月頃の様子
支倉台からみなさんへ~ささかまブログ~-残された基礎