今から42年前、ビックリハウスという雑誌のコーナーに、へんたいよいこ新聞があった。

主幹糸井重里は当時新進気鋭のコピーライター、今は無き原宿セントラルアパートに事務所を構えていた。

大学生だった僕はスタッフで出入りしていた。

ある日坂本龍一が、キレイな刈り上げアタマに半ズボンで入って来た。

おもむろにキーボードに座った彼の後ろに回り肩を揉んだ。

まさか将来、人の肩を揉む仕事に就こうとは思いもしなかった。