- 新一万円札の肖像画に決まった渋沢栄一の「論語と算盤」は二宮尊徳の「道徳と経済」からの影響によるものだ。
- 渋沢栄一は1840年生まれ、二宮尊徳は1787年生まれで1856年没だから16年間はダブっています。
二宮尊徳は、「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」と
理念と戦略について…
「経営は戦略がなければやっていけないし、理念がなければやる資格がない」
経営とは実務ですから、戦略がなければやっていけません。
しかし、理念がなければ犯罪まで冒すようになりますから、経営をする資格がない!ということです。
つまり、経営理念、フィロソフィーがない経済活動は罪悪を生み出します。
利益を出すには何をしても良い!という考え方が生まれるからです。
利益を追求するために常識で考えれば、良くないことも目をつぶってしまい、仕方がなかったという言い訳が始まります。
また一方で経営理念が大切だ!といっても利益が出なければ会社は成り立ちません。
どんなにきれいな道徳を説いてみても利益がなければ会社は倒産するのです。
従って、論語と算盤、経営理念と戦略。
フィロソフィーと数字の両方が必要になります。
つまり
「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である!」ということです。
二宮尊徳は、素晴らしい経営コンサルタント、また一人一人の人間のモチベーションをあげることができた天才コーチだったのです。
どんなコーチングをしていたのか?
興味しんしんです!!
※ 写真は大日本報徳社にある 経済門と道徳門です。