ディズニー・ピクサーのアニメ「マイ・エレメント」見てきました。自分だけならきっと見ない映画ですが、小学生の姪っ子・Rちゃんが「見たい!」というので行ってきましたよ~。「火の女性・エンバー」と「水の男性・ウェイド」の人種ならぬエレメントを越えた恋の物語、というからこれは現代版ロミオとジュリエットなんだろうな~、ってすぐわかるし、またポリコレを気にしすぎちゃったパターンの映画かな?と思ったのですが。

 

普通に楽しく見られました!人種、移民といったテーマは扱ってはいますが、鼻につくほどではなかったし、何よりキャラクターや背景が美しかった。クライマックスのCGは迫力満点で、下手な特撮映画より「トクサツ」してて燃えた!(笑)

残念だったのはエンバーと家族、ウェイドと家族以外の脇役のエピソードが少なく、活躍の場がないため全体的にストーリーが薄っぺらく感じてしまう事。クライマックスに彼らが活躍してくれると「来た来た来た!」ってグッとカタルシスがあったと思うんですけどね。でもまあ、ラストのエンバーとお父さんのエピソードは泣かされちゃいましたけど(笑)

 

吹き替えの声優を担当した川口春奈も悪くなかったし、玉森裕太はかなり上手かった。全体的にジブリ映画より違和感は少なかったです、私は。人種、移民、差別といったテーマや程よい性的暗喩が幼児層には難しいと思われ、ちびっ子たちはちょっと飽きちゃってる子たちもいました。小学校中~高学年くらいからがオススメかな。かえって大人の方が心に刺さる人も多いかもしれません。

 

自分なら多分食指の動かない映画を見たのは2000年に長男に「見たい!」と言われた「トイ・ストーリー2」以来かな。あの時も子供を差し置いて私が号泣したりしたんですが(汗)映画を見るのは基本的に好きなので、こうして自分の範疇じゃない映画を見るのも新鮮で楽しいものですね。

 

Rちゃん、楽しかったね!また一緒に映画行こうね~!