先日、人からオススメされて映画「愛情物語」(1956)を見た。主演のタイロン・パワーのピアノ演奏シーンは音は差し替えられているようだが、実際に演奏しているかと見紛うばかりのパフォーマンスは圧巻だった。この映画、ヒロインはキム・ノヴァクなのであろうが、私は後妻役のヴィクトリア・ショーが断然お気に入りである(笑)

それ以上にいい味出してるなあ、と印象に残ったのがマネージャーのルー役のジェームズ・ホイットモア(1921~2009)である。

この何とも言えない顔、どこかで見た事あるような・・・と思い、「あ、アノ作品のアノ人じゃないか?」とWikipediaで調べたのだが、私の思った作品は出演リストに載ってないのだ。その代わりに代表作として「猿の惑星」(1968)とある。んん、どこに出てたっけ?と調べたら

議長役でした。メイクしてたからわからなかった!しかし、この役もいい役でしたね。

 

他に「ショーシャンクの空に」(1995)も代表作としてあがっていました。この映画も人にオススメされて録画してあるのですが、まだ見てないのです(汗)

これが「ショーシャンクの空に」の時の画像です。いい感じに枯れてますねえ。「愛情物語」から40年。どんな味わいのある演技をされているのか、近々見る事にいたします。楽しみです。

【2023年2月18日追記】

ようやく、「ショーシャンクの空に」見ました。面白かったです。ジェームズもいい役でした。時折見せる笑顔が若い時と変わってなかったです。

 

さて、「アノ作品のアノ人」、私が所蔵する本で調べました。やっぱり私の記憶は間違っていなかった。

「ミステリーゾーン」(トワイライトゾーン)第4シーズン第16話「太陽は二ツ輝く」(米国放送・1963,日本放送・1967)の開拓民の隊長・ベンティーン役である。太陽が二つも照り付け、生きていくには過酷な惑星に住む移民たちは地球に戻る日を夢見ていたが、地球からの迎えの宇宙船がやって来た事によりこの開拓民たちの、そして隊長・ベンティーンの心は変化し、”ミステリーゾーン”へと落ち込んでいく・・・。

数ある「ミステリーゾーン」の中でも私が一番大好きなエピソードのひとつである。そのエピソードの中でだんだんと心が変化していく隊長役を巧みに演じたジェームズはひときわ印象深い。

 

そんな彼を初めて知った日から何十年も経ってから「愛情物語」で再会するというのも嬉しいものである。しかもこの映画の方が「ミステリーゾーン」より古いのだから!

 

「ショーシャンクの空に」を見るのがまた楽しみになりました!

 

※ジェームズ・ホイットモアの他、ジェイムズ・ウィットモアなどの表記も見られるが、ここはWikipediaの表記に従った。

 

※「太陽は二ツ輝く」も書籍により「太陽は二つ輝く」、「太陽が二つ輝く」など差異が見られるが、私が初めて見た時のテレビ(1980年代の再放送)のサブタイトル表記に従った。