諦めたらそこで終わりです・・・ | 自由をもとめて...

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自由気ままに遊んでいる日々のブログです。

結構前になってしまいましたが、84kmマラソンに関して、アップします。
(走りながらアップした写真以外も撮っていたのですが、携帯を変えたこともあって、間違って全て消してしまったので、今回は写真なしです)


今回参加したのは、「秩父札所めぐりウルトラマラソン」と言う大会です。


土曜日開催で、"秩父札所めぐり"って言うことでコースも面白そうだし、埼玉なので近いかなと考えもあって、申し込みました。


ただ、前日まで出場しようか悩んでいました。

と言うのも、今年に入って100km、65km、42.195kmのマラソン大会に出場していましたが、どの大会の記録を見ても、この84kmに換算すると制限時間に間に合わないと言うのがあったからです。

 

出場料が1万2000円だったと言うのも大きかったですが、出る前から諦めず、やるだけやってみようと言う結論になり、出場することにしました。


朝5時半からのスタートで、秩父と言うこともあって、Tシャツ、短パンでは少し寒いぐらいでしたが、走るのには丁度良いぐらいの良い天気でした。


とにかく、制限時間のことが気になっていて、ひとまずは、前半の42kmを5時間半ぐらいでいければと考えて、最初からとばさず、ほとんど最後尾からのスタートです。


気温が低かったのもあって、最初のうちはかなり気持ち良く走れていました。

ところが、アップダウンも結構あったこともあり、30kmあたりから足に痛みを感じ始めます。

上りはもともと歩くつもりだったのですが、下りでも足が痛むため歩き出すようになります。
それでも、第二関門(約50km地点)までは、ほぼ予定通りの到着でした。

この時点で、かなり足に痛みがあったので、この関門で20分ぐらい休憩を取ります。


後で聞いたところによると、この第二関門でかなりの人が、制限時間に間に合っても、リタイヤした人がいたらしいです。


と言うこともあって、この時点で大体後ろに10~20人ぐらいしかいない状況になっていたようです。


それに、第二関門を出た時に、足が痛くてまともに走れる状況ではありませんでした。

ただ、まだ走り続ければ間に合う可能性があったので、走り続けようか歩こうかずっと、葛藤していました。


葛藤をずっと続けながら、60kmの距離表示をみた時には、確実に制限時間に間に合わないだろうと言う状況でした。


フルマラソン以上も走るようになって、誇りにしていたのは、必ず制限時間内で、ゴールしていたことです。
過去に1度もリタイヤしたことはなかったので、歩きながら、涙が出そうなくらい凄く悔しかったです。


最後のあがきとして、どんどん後ろの人が給水所のたびに少なくなっているのを感じながらも、とにかく自分の口からは"リタイヤ"と言うのだけは、発しないでおこうと言うことで、歩き続けました。


約10kmはほとんど歩いていて70kmを過ぎたあたりで、1人の人に抜かされて、後ろを見ると、救護車(最後尾)が、付かず離れず、後ろから付いてくるようになっていました。


"早くリタイヤしろ"と言っているようで、凄く走りにくかったですが、とにかく意地でも、とめられるまで走り続けようと思い、ゆっくりではありますが、再び走り始めました。


そこから約5km程度走り続けたところで、第三関門の制限時間になったため、大会関係者の車が近付いてきて、声をかけられます。

制限時間です

「この車に乗るか、この先に停まっているシャトルバスに乗るかして下さい」と言われてしまいました。
行ける所までいきたかったので、「この先のシャトルバスまで走ります」と答えます。


そして、1kmぐらい走ったところで、完全に"終了"となってしまいました。


車に乗って、ゴール地点まで移動するのですが、その車中から第三関門を突破してまだ走り続けているランナーが見えた時には、一段と悔しさがこみ上げてきました。


とにかく、事前の練習も含めて、こうしておけば良かったなと言うのが幾つかあって、後悔もあり、ただただ悔しい思い出となりました。