寸評の前に、ちょっと講釈を。
「良い映画とは、人生に影響を与える物である。
」
大袈裟な言い方だけど、映画を観終わった後に、数時間から数日、余韻が残ることがあると思います。
例えば、子供の頃で言えば、カンフー映画を見た後に、強くなった気がしたように。![]()
そして、この余韻が長ければ長いほど、傑作、名作になると思います。![]()
前回、観た映画はこの余韻が、少なかったように思います。
今回の寸評は、「サロゲート」と「ラブリー・ボーン」です。
先週、2本観ました。
「サロゲート」は、相変わらずのブルース・ウィルス映画って感じで、論するまでもないので割愛します。
「ラブリー・ボーン」は、しっかり余韻を味わえる作品でした。
宗教的な描写もあって、受け入れにくい面
もあり、また、話しの主軸は暗いテーマ
ですが、それでも、作品全体から醸し出される、雰囲気は心地よく感じられました。
心地よく感じられた理由としては、まず、主役の女の子が可愛らしい
ことと、カントリー系を中心とした音楽
が、作品にマッチしていたからだと思います。
この作品との出会いは、ある意味、運命だったのかもしれません。![]()
もともと、この作品ともう1つ違う作品のどちらを観ようか、チケット売り場に並んでいる時まで悩んでいました。
最終的には、違う方の作品を観ようとチケットを買ったのです。
ところが、劇場のある階に移動すると、同じ階でたまたまどっちにしようか悩んでいた2作品が上映されていて、チケットを見せて、係の人に促されて劇場に入ると、違う方の映画の劇場でした。![]()
直ぐに気が付いたのですが、観る運命だったと思い、そのまま「ラブリー・ボーン」を観ることになったのです。
結果的には、良かったので、非常に満足しています。![]()