試合後のインタビュールームで、全女サイドが勝ったんだけど、北斗晶選手の激昂振りが著しいのだけは確かだったんだよね。
 
 三田英津子選手と下田美馬選手を向かい合わせに並ばせて、ビンタだからね。
 
 確かに、勝ったんだけど、先行きのことを考えたら危機意識を覚えてしまったのではないのかなって気もしているんだよね。
 
 北斗晶選手の中でね。
 
 ここは過度に厳しくすることでしか成長を促せないんだって判断してしまったのかもしれない。
 
 このビンタはインパクト強烈でしかなかった。
 
 だからこそ、本当に、どこまでも手厳しく谷底に突き落とし抜いた教育だったのかもしれないよね。
 
 非情になれたのも、ついてくる妹分に対しての手厳しい愛の鞭だったのだろうね。
 
 三田英津子選手は髪を黒く染め直したくらいだからね。
 
 下田美馬選手の中でも、感じ取ったモノが多々あったんだろうなって気もしているよね。