(3)生活

旧石器時代の生活は未解決の領域が多いのです。
そのため、的確に覚えておけば受験では問題ないでしょう。

この時代は獲物を求めて移動したり、植物を採集する自然物採取(集)経済です。
断崖下の岩陰や洞窟で10人ほどで生活をしてましたが、末期になると竪穴式住居で大集団を形成して生活するようになります。

また、この時代には石器も発明されました。

最初に使われるようになったのは、石塊を打ち砕いて、一方を尖らせて作る打製石器です。
有名なものには打撃用の握槌・握斧=ハンドアックス(hand axe)があります。

次に使用されたのは剥片から作られたナイフ形石器です。主に切断用として使用され、石刃=ブレイド(blade)があります。

その次に使用されるようになったのは、刺突用として開発されたポイント(point)や石槍です。

末期になると細石器(microlith)もつかわれるようになり、徐々に狩猟方法が変化してきたことが窺い知れます。