2016年11月6日。穏やかに晴れた日曜の午後、ツレアイと府中に向かった。
東京競馬場に馬券を買いに行ったのではない。
目的地は東府中にある「府中の森芸術劇場」である。
ここで行われる7分間のショーを観に来たのだ。
彼女のステージを見るのは実に35年ぶりである。
彼女の名は「ヨネヤマママコ」。日本におけるパントマイムの草分けであり、81歳の今日も現役で活躍されているのだ。
演目は40年ぶりのリバイバルという「凧をあげる子供」。
頭のテッペンからつま先まで。指の先から五臓六腑まで。
見事に繋がっている、連動している。生きている。
広いステージにひとりきりでのあの存在感!
いま、ママコさんを観ることができてよかった。