これくらいの
なんてこっちゃ…
お弁当箱に…
芳賀家の玄米ぎっちり詰めて…
すりすり生姜に豚肉漬けて
ニンニクさん、
たらこさん、
梅漬けさん
豆ーと焼いた卵焼きさん。
涙がにじんだ、ゆーき。
何年ぶりやろかー…
母さんの弁当。
あのね、
今ね、
高速バスで仙台に
向かってますの。
介護予防運動指導員の
資格を目指して
5日間の講座を受講するの。
最終日の試験に
合格しないとね。
5日間、母さんの飯食えないのか…
で、お願いした。
”夕飯に食う、お弁当作ってー”
と。
なんてこっちゃ…
お家に帰りたくなっちゃうじゃないか…
ありがとね
母さん。
中学、高校って
毎日弁当作ってくれた。
海苔で顔にしたおにぎり。
顎関節症で噛めなかった時は
弁当箱にお粥詰めてくれた。
たまにバナナサンドや
ホットケーキの時もあったなー。
あー、良いね
母さんの弁当。
摂食障害のボクは
食べ物へのこだわりが強く
普通に食事が出来なかった。
今も
抜けきれず
なんとか付き合っている摂食障害。
散々、母さんには
苦労かけてきた。
母さんの飯は
ボクにとって安定剤。
大丈夫だよ。
あん時から比べたら
かなり人並みになったじゃないか。
そんなんじゃ
いつまでたっても
彼女出来んよ。
よっしゃ！！
体操のひょっとこさん目指して
えいえい、おーっ！！
合格して
証明写真使えますように。
じゃらーん☆ ゆうき