私の大きな気付き 7


数日後、父が出張から帰って来たころを見計らって、実家に電話しました。
あの手紙のこともあるから、お父さんにいきなり電話にでられたら、ちょっと恥ずかしいなと思いながら電話を掛けたのですが、父が出ました。

最初に父が、「手紙届いたありがとう」と言ってくれました。
それから色々と他に話さなくてはいけないことがあったのです。終始、父の口調は優しかったです。そして30分ぐらい話して、そろそろ電話を切ろうという頃に、一言だけ私がこう言いました。

「手紙にも書いたように、色々ありがとう。そしてごめんね。」
これ以上言うと号泣してしまいそうだったので、言えなかったのです。これが精一杯だったんです。

そして父が、「そういうことも分かってくれれば嬉しいよ。」と答え、電話を切ったのです。