大人になって始まる寝ぼけは、
子どものものと少し違っています。
夢でうなされ、これに反応して、
寝言をいったり行動してしまったりすることを
レム睡眠行動障害と呼んでいます。
50~60歳頃から多くなり、
女性より男性に多く見られます。
この病気の始まりとして悪夢を
毎日観るようになったということがよくあります。
ひどい時には、隣で寝ている人をたたいたり、
部屋の中の障子やドアを壊してしまったり
することもあります。
夢の中で行動するため、
レム睡眠行動障害の寝ぼけは激しく、
暴力的なものが多いです。
暴力的な行動をとっている最中でも、
体を揺すったり、大声で呼びかけたりして、
しっかり目覚めさせると、夢からさめて異常行動はやみます。
この時、本人は「夢を見ていた」という自覚があります。
立ったり、歩いたりすると、転倒の可能性が高いので、
寝室の障害物を取り除く、ベッドは使わずマットなど
でできるだけ低い位置で寝るようにするといった
対策を講じる必要があります。
この病気の場合は、まわりの家族の方に
病気のことをよく理解してもらうことが大切です。
そうでないと、わざとやっているのではないかと思ったりして、
家族関係が悪化することがあるからです。