きちんとした呼吸 | 稲葉敦志オフィシャルブログ -稲葉式不眠症改善ブログ-
あなたはきちんとした呼吸ができていますか?

『当たり前でしょう?できてないと死んでいるよ。』

・・・

違います。

きちんとしているかどうかが、問題なのです。

では、「きちんとした呼吸」ってなんだと思います?

普段、意識しなくてもできてしまう呼吸。

しかし、この呼吸こそが、極めて重要なポイントです。

自律神経は私たちの意思だけでは
コントロールをすることができません。

しかし、ただ1つだけ間接的にですが、
コントロールできる方法がありす。

それが、呼吸です。

たとえば、呼吸を激しくすることによって、
心臓の運動も激しくなったり、血圧が上がったりし、
逆にゆるやかにすれば、心臓もゆるやかになり、
血圧も下がったりします。

誰でも経験したことがあると思います。

普段は、血圧を下げようとか、心臓の動きを調節しようとかしても、
絶対に無理ですよね。

体内の臓器は自律神経によって支配されているのですから。

しかし正しい呼吸をすることで、ある程度それらを
コントロールすることが可能になるのです。


 呼吸法その1 ~丹田呼吸法~

丹田呼吸法は、今から約2500年前に、
お釈迦様が悟りを開いた時に広めたと言われています。

それが本当なのかどうかは分かりませんが、
かなり古くから重要視されてきたことは間違いないです。

「丹田」とは、おヘソの下の下腹部あたりを指し、
その辺りに自律神経の中枢があると言われています。

ちなみに、ヨーガの世界などでは、この部分を
「太陽神経叢(たいようしんけいそう)」と呼んでいます。

人間が病気になる原因の多くは、
脳細胞の酸素の欠乏から来ているとも言われるほど、
呼吸は重要な役割を果たしています。

過度なストレスや過労により、脳は大量の酸素を消費してしまいます。

それによって脳細胞の酸素が不足すると、
脳の正常な機能が低下し、ホルモンバランスが崩れてしまったり、
内臓機能や神経機能なども低下してしまったりするのです。

丹田呼吸法は、この太陽神経叢を刺激することによって、
自律神経の働きをよくします。

実は丹田呼吸法で、冷え性が治ったり、
肩こりが減ったという事例もたくさんあるのです。

この丹田呼吸法をしっかりマスターしましょう。


1. 姿勢

椅子に座っていただいても、
正座でもあぐらでも、寝ながらでもけっこうです。

まず、背筋を伸ばしましょう。

この時に猫背になっていると、
脳に十分な酸素が行き渡らなくなってしまいます。

次に、目は開けたままでアゴを軽く引きます。

一度肩を上げて、ゆっくりと落とします。

常にリラックスしている状態を保つように心がけて下さい。

心の中で、「あ~、楽だなぁ。」と呟いてみるのも良いでしょう。


2. 息を吐き出す

まず、肺にある息を、残らず全て吐き出します。

お腹をへこましながら、ゆっくりと吐き出します。

お腹を両手で軽く押さえながらすると、やりやすいと思います。

全て吐き出した後、そのまま、もう一度吐き出して下さい。

二度に分けてすると、より残さず吐き出すことができます。


3. 息を吸う

次に、息を吸います。

6秒間かけてお腹をふくらましながら、
鼻からゆっくりと吸い込んでください。

この時、肺にではなく、下腹部(つまり丹田)に
空気を送り込むように意識することが重要です。


4. 息を止める

次に息を止めます。

この時、首に力が入らないように、
止める瞬間にお腹に力を入れるようにして下さい。

これはクムバク(保留息)といって、呼吸法の中で、
もっとも基本的かつ重要なものなので、しっかりと行ってください。

これを10秒間、行います。


5. 息を吐く

最後に、息を吐き出します。

12秒間かけて吐き出して下さい。

この時、お腹も一緒にへこましながら、
静かにゆっくりと吐くことを意識して下さい。

この時も、鼻から吐き出すようにして下さい。


以上が、丹田呼吸法です。

これを毎日、10分行ってみてください。


最初は少し苦しいかもしれません。

あまりにも苦しくて、変な所に力が入ってしまうと、
せっかくのリラックス効果がなくなってしまうので、
そういった場合には、息を止めるのを10秒間から5秒間にして下さい。

そして慣れて来たら、少しずつ長くしていくと良いでしょう。


稲葉敦志