Ultimate Koala

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LogicProなどDAWソフトを使用したDTMから機材など紹介しております。

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こんにちわ!!!

今回はLogic Pro Xおよび9でのストリップサイレンスをご紹介します。

ストリップサイレンスとは、録音したオーディオリージョンの無音部分、ノイズ部分を

自動的に検出してカットしてくれる機能です。


波形編集でノイズ部分を無音化したりリージョンを手作業でカットするにはかなり時間もかかります。

この機能を使う事で編集時間の短縮とストレス軽減につながると思います。



それでは左上の画像赤丸部分をクリックしてツールバーを表示させます。

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画像のようにツールバーの上で右クリックでツールバーのカスタマイズウインドウを表示します。


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ウインドウ内からストリップサイレンスにチェックをいれ、OKをクリックします。



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ツールバーにストリップサイレンスが表示されます。

ノイズカットしたいトラックを選択した上でツールバーのストリップサイレンスをクリックしましょう。


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このようなウインドウが表示されます。

このウインドウでノイズ・無音部分をどのようにカットするかを編集できます。



しきい値
どの程度の音までカットするかを決める値です。
この値が大きいほど、大きい音までノイズと判断してカットするようになります。


無音として扱う最低限の時間
この値が小さいほど無音と判断される時間が短くなります。
そのため波形の中のわずかな空白部分まで無音として扱うようになります。


プリアタック時間
この値がカットの開始前に余裕をもたせる秒数になります。

ポストリリース時間
この値がカットの終了までに余裕を持たせる秒数になります。

ゼロクロッシングを検出
ここにチェックを入れるとオーディオをカットする位置が必ず0の位置になります。




数値の編集がおわりましたらOKをクリックでリージョンは分割されます。




こんにちわ!!!!

今回はLogic Pro Xおよび9におけるMIDIコントローラーへのキーコマンドアサインについて紹介します。

MIDIコントーラーとはMIDI規格を利用した制御機械の事です。

キーボードと一体になっているものも多くシンセサイザーにも同様の機能付のものがあります。

MIDIキーボード、シンセサイザー、コントロールサーフェスについて触れておきます。


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上の画像のようなMIDIキーボードはパソコンのソフトシンセなどの音源を鳴らす為の装置です。

MIDIキーボードの中に音源は入っていませんので単体で音を出す事はできません。

あくまで外部の音源を演奏する為のものです。




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このようなシンセサイザーは内部に音源をもっており、単体での演奏が可能です。
※別途アンプ・スピーカーは必要です。

またほとんどのシンセサイザーはMIDIコントローラーとしての機能も併せ持っており

パソコンのソフトシンセ音源や外部シンセの鍵盤としても使用できます。




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こちらはシンセサイザーですが鍵盤がありません。

MIDIキーボードや鍵盤付きのシンセサイザーを使って演奏します。

このようなシンセサイザーを音源モジュールと言います。




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フェーダーやツマミを使ってDAWソフトを操作するタイプのMIDIコントローラ

コントロールサーフェスと言います。



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こちらはコントロールサーフェス付きMIDIキーボードです。









ほとんどのコントロールサーフェスのツマミやフェーダーは自動的にミキサーのボリュームやパンに割り当てられます。

ですが自分の使いやすいようにツマミの割り当て(アサイン)を変更したり

よく使うソフトシンセのツマミ等にアサインしておけばマウスを触る回数も減り操作スピードもあがります。








前置きがながくなりましたがキーコマンドのアサイン方法です

Logic起動後、画面上でcommand+L同時押しします。

『着信メッセージを待っています。』

という表示があらわれますのでLogic上のアサインしたいツマミおよびフェーダーを動かしてください。

その後コントロールサーフェスのアサインしたいツマミを動かすと

Logic上のツマミとコントロールサーフェスのツマミがリンクします。




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このようなウインドウが現れますのでメッセージを登録をクリックすればアサインは完了です。







自分はRolandのA-800Proを使用しており、この機種にはACTという自動アサイン機能があります。

LogicやPTなどメジャーDAWに対応との製品情報でしたが、

パンのツマミがとんでもない動きをみせたり、Logicが頻繁にA-800Proを見失ったりするので

手動でツマミをアサインして使用しております。

しかしボタンが足りないのでマーカーのセットなどがアサインできずじまいで、KORGのNanoKontorol2も併用しています。

このA-800Proはソナーに最適化されている製品なのでしかたないのですが。

今後機材周りの紹介もしていきたいと思います。

こんにちわ!!

今回はLogic Pro 9およびXを使用したサイドチェーンについてご紹介していきます。

サイドチェーンとは外部の音をエフェクトのトリガーにする、という機能です。

今回ご紹介する例でいいますと、ベースとキックが重なるポイントでローが大きくなり過ぎ

音がつぶれてしまい、ベースもキックも本来の音色を失ってしまうようなケース。


これを回避する為にベースのコンプレッサーにサイドチェーンをかけることで

キックが発音するタイミングでベースにコンプレッサーをかける事ができます。

キックが鳴る瞬間にベースを抑えることで、両方の音色を活かせます。


それでは今回はベースとキック入りのプロジェクトを立ち上げます。

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ミキサーウインドウからベースのトラックを選択し、Audio FXにCompressorを追加します。

次はサイドチェーンの合図となるBusをキックに挿入します。


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ミキサーウインドウからキックのトラックを選択

赤丸OutputからBus→Bus1にマウスポインタを移動し、決定してください。


次はベースのコンプレッサーにサイドチェーンをかけるタイミングがBus1になるように設定します。



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画像のように赤丸サイドチェーンからBus1を選んでください。






ここでLogicのコンプレッサーについて軽く触れておきます。

コンプレッサーとは、一定の音量を超えた音を圧縮するエフェクターです。

その一定の音量を決めるのがCompressor Thresholdです。

ここで設定した音量(dB)を超えた音を圧縮します。


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ではどれくらい圧縮するのか、それを決めるのがRatioです。

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Retioは設定値を超えた音量を圧縮する割合を表します。

2:1 だと2分の1、4:1だと4分の1、 8:1だと8分の1と言ったように圧縮します。

つまり数値が大きいほど強く圧縮する事になります。


次にAttackReleaseでコンプレッサーの効き始めと終わりを設定します。

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Attackが0だと、音量が設定値を超えた瞬間に音は圧縮されます。

10.0msだと0.1秒後から圧縮開始となります。

Releaseは音量が設定値を下回ってから圧縮が終了するまでの時間です。



Gainのフェーダーで出力の音量を上げ下げできます。
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上の画像の場合は-23.5dBを超えた音量は

0.1秒後から2.2分の1に圧縮され

信号が-23.5dBを下回ってから0.48秒後に圧縮は終了する。

出力信号にゲインを7.5dB追加

という状態です。






ではサイドチェーンに話を戻しましょう。

先ほどまでの操作でサイドチェーンの設定は完了しています。

あとはキックとベースが重なるポイントをサイクルで再生しながら

コンプレッサーの設定をお好みに設定してください。


サイドチェーンはキックを目立たせるのはもちろん、多くのアーティストはサイドチェーンが与える独特のうねりを効果的に利用しています。