モンスターの生態を理解する上で彼等のライフスケジュールを知る事は有効な手段だ。よって各界の記事には、それぞれの典型的なライブスケジュールを記してあるが、此処ではその基礎知識を説明する。


モンスターの一日
一口に1日といっても、その内容は場所と季節により異なる。同じ場所でも夏と冬では日照時間の長さは異なり、極地では季節によっては昼、若しくは夜が無かったりする。本書では便宜上、円図に書かれたのを標準的な1日とする。明け方と黄昏は、それぞれ日が上る直前と日没直後の薄明るい時期を指す。
1日の主な行動要素
移動と摂食は、纏めて活動と呼ばれることが多い。また種によっては、睡眠と活動の境界が曖昧な場合がある。
睡眠…自律神経を休止して体の疲れを癒す。意識的な行動は出来なくなる。
移動…歩行や飛行により、場所を移動すること。
摂食…食べること、食物を調達すること。移動は摂食の為行うことが多い。
活動準備…変温動物が朝に体温の上昇を図るよう活動に必要な準備をすること。
消滅…一時的にこの世界から消え去ること。霊魂類の一部しか持たない。

モンスターの一年
1年も1日と同様に、場所によって季節が随分と違ってくる。円図の数字は月を示し、12月から3月までを冬としているが、別の場所では6月から9月が冬であったり、そもそも冬が無かったりもする。ただモンスターの一年を語る上で、季節というのは重要なファクターなので、本書では円図を標準的な1年とする。(3月から6月までを春、6月から9月までを夏、9月ら12月まで秋、12月から3月まで冬、また3月から春が始まる。)
1年の主な行動要素
渡りの時期に空を飛べない雛鳥がいると困る、というような理由から、種にとって重要な仕事であるにも関わらず、繁殖はごく短期間に限定される場合が多い。
休眠…冬眠や夏眠等。新陳代謝を極力抑えて、特定の季節を寝て過ごす。
渡り…季節により棲息場所を変える種が、場所を変える為移動すること。
繁殖…生殖行為を行い、子供を作ること。胎生、卵生、分裂など形態は多彩。
不在…一定の期間、この世界からいなくなること。魔界生物のみの要素。

モンスターの一生
モンスターの種類が変わっても、1日や1年の絶対的な時間の長さは変わらないが、一生を過ごす時間的な長さが種類によって異なる。しかもその長さは数日数年単位から数百年までと幅が非常に大きく、そもそも死なない種さえ存在する。従って標準的な一生を設定することに意味は無く、代表例の提示に留める。(図1、誕生直後は、成長期(幼体期)。体が大きくなっていき繁殖期(成長期前半)、老年期(成長期後半)を迎え、死亡する。図2、誕生してずっと変化なし。不死の存在。)
一生の主な行動要素
前述の図は人間も含めた成長する生物の典型的な一生である。幼体期には体が大きくなっていき、成体になると成長は停止する。成体になる際に姿を変える種もあり、これを変態という。もう一つの図はアンデッドなど成長しない種の一生である。
誕生…個体が生まれること。分裂する種に関しては判定が難しい。
死亡…新陳代謝、若しくは行動の停止。死なない種もある。