コスト削減施策&M120 V12 エンジンのアキレス腱 | Ultimate Benz Tech Official Blog

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こちらのブログではV12エンジンのアキレス腱(弱点)を何度もご紹介してきました。

ただ誤解していただきたくないのは、M120は弱点こそありますがメルセデスの最高のエンジンであることに変わりはないということです。 現行のモデルよりも大排気量でNA,かつエンジン内部を何度となく見てきた私たちだからわかることがてんこ盛りですが、一言で言って「ぜいたくな素材をふんだんに使って造られた最高級仕様」のエンジンです。 コストを無視して造ったのではないかと思えるぜいたくさですが、これこぞメルセデスのポリシーである「最善か、無か」です。 これはV8 M119にも言えることです。


そのため経営が圧迫され、背に腹は代えられない状況でデビュー後細かな仕様変更で各部が見直され、使用材料の変更(金属→プラスチック化)や、原材料費の削減のために「肉のそぎ落としやデザイン変更」が試みられています。 これは非常に残念なことです。 この施策はウインドウスイッチ内部、ドアトリム内部など本当に細かなところまで進められています。 原材料と使用量に限って言えば、「初期型であるほど贅沢」な造りになっています。 これは私の趣味である輸入Vintage Drumsでも全く同じです。 設計時ベストと思われたものが不具合発生で「対応策」をとったというのであれば歓迎できますが、企業として利益を追求するあまりそのようなところからコスト削減が行われるのは悲しい事実です。


こちらはM120のアキレス腱の一つ、スロットルアクチュエーターです。

92年デビューの時についていた部品は仕様変更され、品番も異なります。

メルセデスは「リプレイス品番」と呼ばれています。(LHJetro、左がリプレイス品番、右オリジナル)


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インテークガスケットが取り付く部分や、内部モーターの収納部分(スロットルアクチュエーター下部の丸い筒のところ)、そして細かなところでは「蓋」の部分のガスケット素材も変更になっています。ちょっとアップで見てみましょう。


オリジナル
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リプレイス
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どこが違うかわかりますか? この部分のデザイン変更で大分アルミニウム使用量を減らしているのが分かると思います。また内部は逆に熱による対策が施されています。これはメインハーネスなども同じです。

UBTではさらに一歩進んだ熱対策を行ってから取り付けを行います。


ここで問題は・・・・リプレイス部品の現在の金額です。

壊れた部品を取り換えるのですから、1円でも安いほうがいいのですが・・・・

左 \625,590

右 \492,765

現在、スロットルアクチュエーターが故障して左右取り換えようとすると、部品金額だけで \1,118,355 もかかることになります。


ちなみにスロットルアクチュエーターはエンジンのスロットルをつかさどる外部部品。これが正確に動かなければエンジンはきちんと回りません。 Egasはスロットルアクチュエーターをつかさどる頭脳部分。 この3つはセットといってもいい部分です。スロットルアクチュエーターが熱により故障し、内部のショートなどが発生すると、最悪の場合Egasユニット本体も破損することがあります。


EGASユニット・・・・何とも高そうなこのユニットの現在の金額は・・・


なんと \834,015 !


この3つの部品代金だけで \1,952,370! (国内定価)  


このような場合、UBTでは独自のネットワークでドイツ本国から取り寄せます。

時期的なもの(レート)、部品の種類にもよりますがかなり金額的にはお安く提供できます。(多少お時間をいただきます。 納期約1週間)


世界最高のM120を載せたロードスターは、世界最高の部品を使っています。

壊れたら高いですが、きちんと動けば世界最高の車の一台です。


いつまでもきちんと動くお手伝いを、少しでもリーズナブルな値段でお手伝いさせていただきます。

チューニングから新車状態の回帰まで、なんなりとお申し付けください。


どうぞよろしくおねがいいたします。