exist☨trace「VIRGIN」




女性だらけのヴィジュアル系バンドとよく紹介される、女性5人からなるヴィジュアルロックバンド。
「VIRGIN」は5月27日発売のメジャー初フルアルバム。

以前から男性顔負けの~とよく言われていたけど、今回のアルバムはその言葉は似合わないと思った。
でもそれは迫力がなくなったというわけでは全くなくて、女性のⅤ系”だからこそ”できる音楽を確立した、という印象をうけたから。
メンバーもここ最近よくインタビューなどで、「昔は男性に負けないようにということを強く意識していたけど、今は女性であることを誇りに思えるようになった」と言っていて、まさにその意識の変化が顕著に表れているアルバムだと思う。

1曲目のWONDERLONDでは、前奏にパイプオルガンが使われていて、メジャーへのバージンロードを歩く、という意味も込められているのかなと思った。全体的な曲調も教会でながれてそうな音楽を短調にしたような印象。

メジャーデビューシングルとして出した5TrackCDのリード曲となっていたTRUEはリードギターは0鋭い音が攻撃的でかっこいい。2枚目の5TrackCDのリード曲のDaybreak~13月の色彩~のリフは弾力性という言葉がしっくりくる。この曲は歌詞の所々にあるユニセックスな単語が曲の面白みを数倍に増している。Aメロの優しい歌い方からBメロで力強くなるところが本当にかっこいい。

HONEYはライブ映えすること確実。個人的にはジョウさんに間奏の語りを忠実に再現してほしい。

スカの要素を取り入れたGINGERは、いままでのイグには絶対なかったタイプの曲。演奏の随所に[キラキラキラ・びよよーん・ヒューン・ぽよぽよ]等のアクセントには十分すぎる効果音が組み込まれている。//歌詞の主人公は女怪盗で、普通なら峰不二子みたいな大人な女性が浮かぶとこだけれど、この効果音のおかげかそれが茶目っ気のあるかわいい女の子に感じる。不思議。

ジョウさんの艶やかでマダムな声とmikoさんのかわいすぎる声の掛け合いが聴きどころなのはリトル・メアリーと美しき悲しみのドナウ。これもイグの新境地。ジョウさんの「おしおきよ」がしびれる。

KISS IN THE DARKはもしかするとこのアルバムで一番”イグにしかできない音楽”かもしれない。あのジョウさんの芯がある甘い声でないと絶対にこの世界観は作れないし、歌詞の情景をここまで浮かび上がらせられる曲を表現できるのは女性ヴィジュアル系ならではだと思う。男性バンドでは物語の設定が崩れるし、普通のガールズバンドでは情景がそこまで浮かばない。ライブでもこの曲で初めてジョウさんが女性を全面に出して表現したのもあるから、この曲がイグの意識の変化のターニングポイントになったのかもしれない。

最後を飾るのはSORA.タイトル通り澄んだ空を連想させるようなさわやかで優しい曲。今までのイグのバラード調の曲は、天井のある世界や外でもどこか難のある風景をイメージする曲が多かったけれど、この曲は穏やかで心地のいい外の世界がよく合うと思った。ジョウさんののびやかな声も、聴き手を広い世界につれていってくれる。

とこんな感じで初レビューかいてみました。
音楽知識なんて皆無なので(ちょっとピアノやってたくらい)どうしてもいちばん耳に入りやすいボーカルについてばかり書いてしまいます;
あとは世界観とかニュアンスのいいやつに頼った。
全曲書くのはちょっと挫折しましたごめんなさい。
ひさびさにこんな頭使って文章書いたんでふわふわしてますよ。
所詮素人のメモ程度です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。