通常の視覚に頼らず、外界の状況を視覚的に認識する能力。ESP(超感覚的知覚)の一種とされる。

通常、日本語で超心理学分野で【透視】という場合は遮蔽物の後ろにある物体や裏返しにしたカードの模様を当てたり、不透明な封筒や箱の内容物を判定するものである。他にも、特定の人物に関する過去の事件や、特別な事柄を知る能力を指す場合もある。

参考までに、「千里眼」と言えば、通常の手段を用いずに、遠隔地の光景を知る能力のことである。そして、英語では日本語の千里眼と透視を併せて clairvoyance と呼んでいる。

密閉した箱の内容物や人体の内臓を透視することを「イントロスコピー」、レントゲン透視のように人体の内部を知覚することは「X線透視」と呼ぶこともある。