よこはま動物園ズーラシアは、神奈川県横浜市旭区にある動物園である。正式名称は「横浜市立よこはま動物園」。

「生命の共生・自然との調和」をメインテーマに掲げ運営。

ズーラシア(Zoorasia)という愛称は、動物園(Zoo)と広大な自然をイメージしたユーラシア(Eurasia)を合わせた造語で、1996年に市民公募によって選ばれた。
なお、最終候補には「ズートピア」、「ラミナ(LAMINA, ANIMALの逆読み)」が残った。

動物を世界の気候帯・地域別の8つのゾーンに分け、動物が実際に暮らす地域の環境を再現している。この為、その地域特有の植物や形態の似た植物も植えられており、動物の生息地の雰囲気を体感出来る。園内の地形も起伏に富んでいる。

動物と来園客とを区切っている柵はなく、モートと呼ばれる溝が掘ってある。(鳥類や一部の動物は、檻に入っている)モートの深さや幅は、動物の身体能力を考慮して作られているので、動物がモートを飛び越えてくる心配は無い。ユーラシアカワウソ・フンボルトペンギン・ミナミアフリカオットセイ・ホッキョクグマは、地上と水中の両方の様子を見られる。 

世界に約300頭しかいないインドライオン・セスジキノボリカンガルー・ヤブイヌ・カンムリセイラン、ニューカレドニアにのみ生息しているオオミカドバト等、珍しい動物が展示されている。

日本の動物園では珍しく、日本列島各地の動物を展示している「日本の山里」と呼ばれる展示ゾーンがある。

敷地内には非公開施設の横浜市繁殖センターがあり、絶滅寸前の動物を保護し、繁殖を試みている。飼育動物はマレーバク・カグー・カンムリシロムク・コンゴクジャク等。

野毛山動物園の動物のほとんどをズーラシアへ移動する予定であったが、横浜市民の要望で野毛山動物園は存続が決まった。