南アフリカ共和国の北東部に位置する、ハウテン州の州都である。
ヨハネスブルクやヨハネスバーグ等とも表記される。

周辺地域からの人口流入等によって南アフリカ共和国最大の都市に成長し、2019年で約563万人を数える。2019年の近郊を含む都市圏の人口は1,050万人を擁するメガシティで、同国内では第1位、アフリカ内でも第4位である。

アフリカを代表する世界都市の一つに数えられ、アメリカ合衆国のシンクタンクの一つである AT Kearney が2017年に発表した総合的な世界都市ランキングに於いて、ヨハネスブルグは世界53位の都市と評価された。アフリカの都市では首位である。また、2016年に発表された「世界の都市総合力ランキング」では、世界42位と評価された。都市のGDPは1,100億ドルで、南部アフリカ第1位である。アフリカ最大の証券取引所であるJSEの所在地でもあり、アフリカ最高の金融センターと評価されている。

名称の由来は、確証が得られないものの、1886年に金鉱が発見された際に測量のため派遣されたヨハネス・マイヤーとヨハネス・リシックの名にちなんでいるという説が知られている。なお「Burg」は、アフリカーンス語の古語で「要塞都市」を意味する。

英語読みだと「ジョウハニスバーグ」、アフリカーンス語読みだと「ヨハネスブルフ」となる。
略称として、Jozi/Joburg/Joni/eGoli/Joeys/Jhb 等が用いられている。

日本の高校生向け地図帳などでは「ヨハネスバーグ」と表記しているものもあるが、これは英語読みとアフリカーンス語読みが混在したもので不適切な表記だと指摘する声もある。