ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコの一種である。
子実体は食用とされる。

軸が太くて肉質は緻密で、弾力に富んだ歯ごたえが良く、食感はマツタケや加熱したアワビによく似るとされている。
食味は淡泊でクセがなく、香りも控えめなため様々な素材に合わせやすく、種々の味付け・香り付けを施して調理されることが多い。現在では、大量栽培が普及した為、価格も手頃な食材として人気が定着している。キノコとしては日持ちも良く、栽培種はいつでも手に入りやすい。

日本では暗室栽培で伸ばした柄の部分が好まれるが、イタリアでは開いた傘が好まれる。ソテーやスープの具材として用いる南欧料理の他、和食や中華料理の具材としても広く使われるようになった。
歯ごたえを楽しむ為に、縦に走る繊維と直角に切ったものを用いた中華スープや、食べやすい大きさに手で裂いて炒めたバターソテー、煮込んで佃煮にして供するなど手軽な調理法が種々考案され、日本に於いても人気の食材の一つとなっている。
しかし、食用に際しては加熱は必須で、生食により食中毒を起こす場合がある。