『小さなもの』又は『小型のもの』の意。

フランス語の “miniature” の英語読みであり、元来は朱色の顔料の一種であるミニウム(ラテン語/minium:鉛丹)を用いて描かれた中世の挿絵付き写本の装飾(題字及び表紙画、挿絵など)を指した。
このミニアチュールは判型が小さいのものが多かった為、『より細かい』『微細な』を意味する“minute”の意味であると混同され、小型の判型で緻密に描かれた装飾画や細密画のことを指す用語となり、転じて現代で用いられているような、(元々は大型のものを)そのまま縮小したようなものを指す単語となった。