ある事柄について、覚えている(もしくは理解している)内容が曖昧なこと。
またそのような状態で発言すること。

日本国内では「うり覚え」など地域によって様々な呼び方がある。
【烏鷺覚え】と書くこともある。「うる覚え」は誤り。

この言葉は、空洞を指す「うろ(空・虚・洞)」を語源とする。

また、『武功夜話』には「うろんおぼえ」という用法が出てきている。
「うろん」とは「胡乱」を指しており、「あいまいな」あるいは「あやしげな」の意味である。
この為、「うろんおぼえ」が音便化(省略)され【うろ覚え】となったという説もある。
しかしながら、武功夜話が偽書であるとの指摘もあり、この説は一般化されるまでにはいたっていない。