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やすにいさんのブログ

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こんばんわ!
いつもブログを読んでくれて、ありがとう。

3日ぶりに、私のエピソードに戻る。

親友から「人前で話すのがうまい」と、そして妻から「教えるのがうまい」と評された私は、ある日ビジネススクールの事務局をやりながら講師のレクチャーを見学していて思った。

「もっと分かりやすく伝えられないのかなぁ?」

講師陣は、大学教授や公認会計士、コンサルタントたちだった。

私はそのベンチャー企業で1年以上ビジネススクールの事務局をやっていたので、内容はほぼ完ぺきに頭に入っていた。だからこそ「自分だったらこういう事例を使うのになぁ」とか、「こういう表現のほうが伝わりやすいんじゃないかなあ」などと、伝え方のポイントやツボにまで意識が向くようになっていた。

そのときだ。私にヒラメキが下りてきたのは・・・・・。


「だったら自分が講師をやればいいじゃないか!」


今回は行動が早かった。
社長から信頼を得られていない私は、今の会社で講師を申し出てもムダだった。そこで独立を考えた。すぐに有能かつ独身で独立が可能そうな大学の後輩と連絡を取り、日本橋で会った。
「一緒に会社を起こさないか?」


結果は・・・その後輩を独立に誘うことはできなかった。


「仕方ない。自分独りでやるか」

会社の仕事は忙しかったが、毎日帰宅後にコンテンツを準備した。疲れていたが辛くはなかった。独立して起業する、そして自分の強みを活かしてビジネススクールやセミナーの講師をやるという新たな夢が張りあいになっていた。


そんなある日、オフィスの戸締りをして「さあ、帰ろう」というとき、エレベーターホールの片隅に、廃棄書類や古新聞、古雑誌などがうずたかく積まれているのが目に入った。
何気なく近づくと、古雑誌の山の中の求人誌「ビーイング」に目が留まった。

私はそれを手に取り、真っ直ぐ帰宅せずに新橋の喫茶店に入った。
コーヒーを飲みながら、パラパラとページを繰った。求人職種別になっているので、学習塾系のジャンルを探した。
なぜなら、講師やコンサルタントを募集しているなんて、考えもしなかったからである。

ところが、である。パラパラめくる私の目に「研修講師募集」の文字が飛び込んできた。

「え?研修講師を募集???」
1ページ全面を使って、募集広告が載せられていた。
独立の準備をしていたので、本気で転職を考えているわけではなかった。しかし、募集要項にある次の一行が強烈に私の心を惹きつけた。

“8ヶ月間の養成期間後、研修・セミナー講師としてご活躍いただきます”

「えっ、8ヶ月もかけて養成してくれるんだ・・・」

これは魅力だった。親友と妻に強みを気づかせてもらえたとはいえ、プロ講師としての実践経験はない。大学卒業後ずっと勤め人だったので、独立の経験も起業の経験もない。妻と二人の子供もいる(実際この段階で、私は独立することを妻に言えないでいたし)。年齢も34歳、失敗すればかなり後のない状態になる。

「少し遠回りになるが、講師のプロ企業でみっちりとスキルを磨き、それから独立するのも一つの道かもしれない」


私はそのページを切り取って鞄にしまい、帰宅した。
そして妻とファミレスへ行き、軽食を取りながら転職の意向を伝えた。妻は快く賛成してくれた。現在の会社における私の苦境を、十分すぎるほど感じ取ってくれていたのだ。

そしてなんと、採用試験当日を待たずして、私は辞表を提出した。

別に背水の陣を敷いたつもりはなかった。自分の中でけじめをつけたかったのである。ある会社に席を置きながら別の会社の採用試験を受けたくなかったのだ。
そういった意味でも、最初の転職活動よりはるかに目的が明確で、そして本気だった。

もちろん、今考えるとゾッとする行為だった。

後で判ったことだったが、講師募集の採用試験は、結果として約50倍の倍率であった。同じ日に48名が試験に臨み、二次に進んだのが4名、合格の通知を受けたのは私一人だった。

実力だけで合格できたとは思っていない。“運”も大きな要因だったことは間違いない。

ただ、口を開いて運を待っていたわけではない。強みを客観的・主観的に意識したのちの私は、とにかく積極的に行動した。

たまたまビーイングを拾ったのも、
たまたま“講師募集”に目が留まったのも、
たまたま採用試験に合格できたのも、

そして何より、その研修会社がたまたま講師を募集していたのも、

すべては目指す姿、目的を明確にし、行動し続けたことが運を引き寄せたんだろうと確信する。

仮に、上記の「たまたま」が無かったとしても、恐らく別の形で運を引き寄せ、私の人生は好転していただろうと思う。

ちなみに、その研修会社の講師募集は、その後3年間は行われなかった。


それでは今日はここまで。
ブログは毎日書くので、お楽しみに!

                           byやすにいさん