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まだまだ至らない点も多いですが、読んでいただいた方に楽しんでいただきたくて、全身全霊で作品作りに取り組んでおります。

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by miki tonoto 

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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと

製品版リライト : 文章修正       福田有人
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父の看病をしており、長らくお待たせいたしました。すみません。

 

Ultimate ONE ~第六十話~【忍者】

 

~スレンを連れトノトパークから秘密基地へ戻って来たリサ達~

 

シュン

 

スレン「ここがおまえたちのアジトか…それで、ここからどうやって俺のアジトに戻れるんだ?」

 

トノト「私が君のアジトへ連れていきます」

 

スレン「俺はかまわんが、他の連中がおまえを殺すかもしれないぞ?」

 

バウンサー「トノトのボディーガードなら、俺に任せろ」

 

トノト「ん~。君が行くと話がこじれそうだが」

 

リサ「16000年前のマジックワールドの中にあるんですよね?少し興味ありますね!」

 

トノト「おお!リサ君が来てくれるなら心強い!」

 

バウンサー「おい。戦闘になったらどうするんだよ」

 

~何者かが走りながら近づいてきた~

 

カッサン「トノトさ~~ん!Great 5回連続クリアしておきましたよ~」

 

ハロウィン「ん?何のこと?」

 

トノト「おお!カッサン!さすがプロだ!」

 

カッサン「て、あれ?見慣れない不健康そうなイケメンが増えた?」

 

トノト「不健康であることに関してはカッサンも人の事は言えませんが」

 

カッサン「チクショー!論破できねぇ」

 

ハロウィン「ぷぷ」

 

リサ「カッサン。トノトさんはこれから私と一緒にお客様を送りに行くのだけど、急ぎのようだったかしら?」

 

トノト「そうなんです!急ぎの用でして!」

 

カッサン「いえ、違うだろ」

 

トノト「論破できねぇ…」

 

スレン「おい…おまえら、大丈夫か?」

 

リサ「あ!スレンさんすみません!いつもこうなんです!」

 

カッサン「ひょっとして、危ないところへ行こうとしてます?」

 

リサ「ちょっとだけですけどね。なので私がトノトさんの付き添いをしようかと」

 

カッサン「え!ダメですよ!なら、私が行きます!」

 

リサ「お気持ちはありがたいのですけど。もし戦闘になりカッサンが暴走してしまったら、誰がカッサンを…」

 

バウンサー「なら、俺が付いて行きその時はカッサンを」

 

ハロウィン「ちょっと待って!トノトのボディーガードにカッサンが付いて行く…カッサンを止めるためにバウンサーが付いて行く…おかしくね?」

 

カッサン「た、確かに」

 

スレン「アジトに大勢で来られたら邪魔なだけだ。俺が止めればいいんだろ?」

 

トノト「決まりですね!」

 

リサ「あら!残念!」

 

バウンサー「スレン…トノトに何かあったら」

 

スレン「ああ…分かっている」

 

トノト「では、行きましょう!」

 

シュン

 

消えたトノトとスレン

 

カッサン「行っちゃった」

 

リサ「では、私はウエピナへ行こうかしら」

 

バウンサー「メディシティーの情報集めか?」

 

リサ「ええ。急いだほうが良さそうなので」

 

シュン

 

消えたリサ

 

バウンサー「あいつ…いつの間にワープリングを」

 

ハロウィン「トノトパークもマークしてたわよ」

 

バウンサー「言えよ」

 

カッサン「せっかく会えたのにリサさんまで…」

 

バウンサー「俺はシャクリュウの手がかりでも探すか」

 

ハロウィン「アテはあるの?」

 

バウンサー「あいつもドランクシティーを滅ぼしかけて街を追い出されたからな」

 

ハロウィン「え?トノっちの故郷って侍の国よね?」

 

バウンサー「ああ、あいつを止められるとすれば、生前の俺かグレイダーくらいだな…」

 

ハロウィン「ゲロゲロ~!そんなヤツやばくね?」

 

バウンサー「たまたま飲んだ酒が悪かっただけだ。心配ない」

 

ハロウィン「ひょっとして…酒乱?酒人なのに?」

 

バウンサー「あいつは特異体質だからな。酒乱…なのか?飲んだ酒によって能力が変わるんだが」

 

ハロウィン「能力?なんか、興味わいてきたんだけど!」

 

バウンサー「まあ、酒人として弱いだけでモブよりは強いけどな」

 

ハロウィン「ふむ。弱い基準が分からない!」

 

バウンサー「妖刀ヒドラのように呪われた武具があるように、呪われた酒もあるということだ。ヤツはそれを飲んだ」

 

ハロウィン「なる。呪われて暴走したわけか」

 

バウンサー「実力はドランクシティーで一位二位を争うほどだ、戦力としても申し分ない」

 

ハロウィン「一位二位って…そのシャクリュウって人とグレイダーとかいう人って事よね」

 

バウンサー「俺がいなくなってからは、忍者の方が強くなっているだろうな」

 

ハロウィン「ほげぇ~!」

 

バウンサー「今のこの身体なら生前の俺だとは誰も気が付かないだろう…ドランクシティーに行って来る」

 

ワープゲートに向かうバウンサー

 

カッサン「バウンサーさんもいなくなっちゃったか…」

 

ハロウィン「げっ!カッサンと二人っきりじゃん!」

 

カッサン「げっ!って言うほど、私たちそんなに仲悪くないですよね?」

 

ハロウィン「ま、そうだけど…」

 

 

 

~ファイトナのジム~

 

タケル「カウローイ!ここにいたのか!」

 

カウローイ「おう!タケルじゃないか!懐かしいなぁ~!」

 

タケル「そこまで久しぶりじゃないだろ!」

 

カウローイ「ところで彼女とは上手くいってるのか?」

 

タケル「彼女?俺、彼女いたっけ?」

 

カウローイ「人に聞くなよ!ほら、リサだよ!」

 

タケル「ああ、リサな!」

 

カウローイ「あんないい子はいないぜぇ~?この前俺のところに来てよ、女性の宇宙人に憑依されてその声を聞ける機械を開発したけど、俺がその声を聞いてしまったから誤解していたら困るって、ハンバーガーを差し入れしてくれたぜ?」

 

タケル「リサが?いつの間に…」

 

カウローイ「リサを泣かしたら俺が許さねぇ~ぜ!」

 

タケル「おうよ!許さないついでに久しぶりに俺とガチでやらないか?」

 

カウローイ「おい!怪我が治ったばかりでおまえとガチで?試合以外でおまえとガチではやりたくないぞ!」

 

タケル「それが、ガチでやれるいいところがあるんだって!」

 

カウローイ「いいところ?」

 

 

~秘密基地のバー~

 

モブ「でよ!社長~そのお触りオッケーなホステスさんのケツを触ってみたら、やったら硬かったのよ!どうしてか分かるか?」

 

トノト「ケツが硬い?ひょっとして、鱗で覆われていたとか?」

 

ピリカ「ぷぷっ…」

 

モブ「んん~…おしい!そのホステス、なんとサイボーグだったんだよ!」

 

トノト「おおおおお~~!なるほど!で、なんでケツを触ったんだい?」

 

モブ「そこ?」

 

カラララーーン

 

誰かがバーに入って来た

 

ハロウィン「あれ?トノト、普通にバーにいるし」

 

トノト「やあ、ハロウィン!無事だったかい?」

 

ハロウィン「いや、それ私が言うことだし」

 

トノト「シークレットモードで行ったので特に何もなかったよ?ルシファーさんは気が付いていたようでしたけど」

 

ハロウィン「それな~!だからリサも行くって言ってたのかぁ~!」

 

トノト「そういえば、ラセツ君も来ていたよ。みんな揃ったのでスレンが上手く説明しておいてくれるって」

 

ハロウィン「ふぅ~…なんか安心してきたわ」

 

トノト「というわけで、心置きなく飲もうじゃないか!」

 

ハロウィン「トノトは何を飲んでいるの?」

 

トノト「私の愛酒、特上大魔王さ」

 

ハロウィン「私も大魔王と呼ばれていたことが」

 

トノト「大魔王…好きだよ」

 

ハロウィン「と、トノト…こんなところで…」

 

トノト「私の初恋の相手だな」

 

ハロウィン「ホントに?」

 

トノト「お高くないのにこんな上物、他にないよ」

 

ハロウィン「そ、そんな…上物だなんて…恥ずかしい」

 

トノト「ところで、ハロウィンは何を飲むんだい?」

 

ハロウィン「同じのください!」

 

ピリカ「は~い!」

 

トノト「ハロウィン!芋焼酎だよ?」

 

ハロウィン「うっしっし!味覚学習ばっちりよ!」

 

トノト「好き嫌いの多い人間は思い込みが強かったり、自己中心的な人間が多いと聞くが君はそうではないしな」

 

モブ≪社長、ものすごく思いこまれている気がするぜ?≫

 

ハロウィン「トノトはどうしてなんでも美味しく食べられるようになったの?」

 

トノト「私の場合、不味いと思った時が好奇心の始まりだからね?」

 

ハロウィン「好奇心?」

 

トノト「例えばパクチーを不味いと感じた場合。どこ産のパクチーなら美味しいのか?など、パクチーを極める旅が始まるのさ」

 

ハロウィン「それが楽しくて、楽しいから好きなる…か」

 

トノト「あと、味に対してこれが美味しい、不味いは決めつけないようにしている」

 

ハロウィン「思い込みを無くしている…か」

 

トノト「それと…なるべく同じものは食べないようにしているな」

 

ハロウィン「それも大事よね」

 

トノト「どの素材、スパイスの味もマスターできればどんな料理でも美味しく食べられる…そう思わないかい?」

 

ハロウィン「ふむ!素材から好きなっていくのか!確かに」

 

トノト「まあ、生き物の好き嫌いと食べ物の好き嫌いは似ているね」

 

ハロウィン「じゃ、私の事は好き?」

 

トノト「もちろん好きだよ」

 

ハロウィン「か~~~~~っ!」

 

モブ≪か~~~~~っ!じゃねぇ~だろ!今、思いっきり言わせてんじゃねぇ~か!≫

 

トノト「そういえば、バウンサーは今どこだろう?」

 

ハロウィン「あ!なんかシャクリュウの情報を調べるのにドランクシティーに行ったみたいだよ」

 

トノト「お?おそらくドランクシティーに情報はないと思う。シャクリュウならフライアイランドにいるだろうな」

 

ハロウィン「シャクリュウの居場所知ってたの?バウンサーに言わなきゃ!」

 

トノト「前にタケル君がファイトナでシャクリュウから武術を教わっていてね。ファイトナの運び屋に聞いてみたらビンゴだったよ」

 

ハロウィン「あ…マキマキか」

 

トノト「そう!フライアイランドから降りた形跡がないので、まだいるだろうな」

 

ハロウィン「じゃ、私がバウンサーを呼びに行って来る!トノトは飲んでいて」

 

トノト「優しいね。ではこれを…何指が合うだろうか」

 

トノトは自分のワープリングをハロウィンにはめようとした

 

ハロウィン「左手の薬指で!」

 

トノト「大きくないか?」

 

ハロウィン「いいの!」

 

トノトはハロウィンの指に指輪をはめた

 

ハロウィン「成立ね!」

 

トノト「成立?」

 

ハロウィン「じゃ、行ってくる~!」

 

シュン

 

消えたハロウィン

 

トノト「指輪…落ちなきゃいいけど。ハメた指間違えたよね」

 

モブ「社長はハメたんじゃなくて、ハメられたんじゃねぇ~のか?」

 

トノト「ハメられた?そんなことはないだろう」

 

モブ「でもよう。ワープリングって社長以外でも使えたか?」

 

トノト「いえ。ハロウィンも使えるように改良しておきました」

 

モブ「がはははは!社長の方が上手だったか~!余計な心配しちまったぜ」

 

 

シュン

 

バウンサーに登録したワープポイントに現れたハロウィン

 

ザン!

 

ゾンビ「ぐおおおおーー!」

 

バウンサー「何!ハロウィン?何しに来た!」

 

ハロウィン「迎えに…ってなにこれ?」

 

バウンサー「ドランクシティーがやられてしまっている」

 

ハロウィン「フレアシールド!」

 

ハロウィンとバウンサーを囲む光の円が出現し広がってく

 

ハロウィン「元素魔法…久しぶりに使ったわ。で、どうなってるの?」

 

ゾンビたちがハロウィンを襲おうとしている

 

ボンボンボンボンボン!

 

円に入ろうとすると爆発していくゾンビたち

 

バウンサー「俺が来た頃には街中がゾンビだらけに」

 

ハロウィン「ドランクシティーには侍や忍者がいるんじゃないの?」

 

バウンサー「名のある侍もゾンビになっているみたいだ。先ほど斬った」

 

ハロウィン「だとするなら…考えられるのは…ネクロマンサー」

 

バウンサー「ウエピナを襲った奴か?」

 

ハロウィン「たぶん…」

 

バウンサー「生存者はいないのか?」

 

遠くから女性の声がした

 

謎の女「残念だけど…いないわね」

 

ハロウィン「く…悟られないように魔力を隠していたわね?」

 

円をすり抜け中に入る謎の女

 

ハロウィン「シールドが発動しない…実体を持っていないのか」

 

バウンサー「これをやったのは、おまえか?」

 

デス「私におまえって言ったわね!私の名前はデスなのよ?」

 

 

ハロウィン「デス…違う…ネクロマンサーの名前じゃない」

 

デス「ネクロマンサー?ひょっとして、ヘカテー様の事かしら?」

 

ハロウィン「ヘカテー以外にも腐食の魔法を使える冥人がいるの?」

 

デス「い~え~?私はヘカテー様の魔力を少しお借りしただけよ」

 

バウンサー「くそ。生身の身体であれば冥人であろうと切れるんだが」

 

デス「私を…斬る?面白いことを言うのね?私の身体は斬ることはおろか、魔法さえも効かないのに」

 

バウンサー「何故、ドランクシティーを…」

 

デス「ここから遠い街でね。私の弟が殺されたのよ?悲しいでしょう?」

 

バウンサー「遠い街?」

 

デス「そう!ウエピナという名の街よ?その男も死んだみたいだけど、弟は刀という武器で殺された…つまり、ここの人間ってわけ」

 

バウンサー「おまえは、リッチの…」

 

デス「! きさまか~~~!弟を殺したのは!」

 

~突如現れたデス、物理攻撃や魔法も効かない敵を前にしてバウンサーとハロウィンはどう切り抜けるのか~

 

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【今回登場したお酒】

 

★特上大魔王:黄金千貫を白麹で仕込み、樽長期熟成。

濃縮したとろみ、甘味と樫樽の味わいが絶品

 

レア度も少なく手に入れやすい中ではコスパの良い芋焼酎です

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