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by miki tonoto 

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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと

製品版リライト : 文章修正       福田有人
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Ultimate ONE ~第四十九話~【休息】

 

~ハロウィンを元の姿に戻し秘密基地へ戻って来たトノトたち~

 

トノト「さて…私は早速バーに行きクレイジーオクトパスを飲みますよ。」

 

レヴナント「では、私もいただきます!」

 

ハロウィン「ウチは久しぶりにシャワーを浴びてから。お化粧もしたいし!」

 

カッサン「あ…わたし、携帯のゲーム機しか持ってないや。」

 

トノト「なるほど、では私がクレイジーに行きカッサンの部屋ごとワープを。」

 

ハロウィン「トノトはやめなさいよ!あ!後で私がトノトを操作しながら…」

 

トノト「操作?まぁ、いいか。」

 

レヴナント「いろいろやることもあるかと思いますが、とりあえず皆さんと顔を合わせてからにしましょう。」

 

ハロウィン「そうね。」

 

~バーへ行くトノトたち~

 

ノラン「クピーーーー!」

 

ドーン

 

いきなり吹っ飛ばされるトノト

 

ハロウィン「だ!大丈夫?」

 

タケル「あ!トノトさん!今のなんでよけないんだ?」

 

リサ「ノランちゃん!そういうことをする子じゃないんだけど。」

 

トノト「いたたたた…心配は無用ですよ。これはノランの愛情表現。甘蹴りです。」

 

リサ「そうなんですか?私にはしませんけど。」

 

タケル「ああ、ちゃんと人見てるんじゃないか?今の蹴り、普通の人じゃ死んでるだろうし。」

 

ハロウィン「意外と丈夫なのね、トノトは。」

 

トノト「魔獣や神酒探しは丈夫じゃなければできませんからね。」

 

ノラン「クポポ!」

 

トノト「よしよし。」

 

ノランを撫でるトノト

 

カッサン「か、可愛い…」

 

ノラン「クピ?」

 

恐る恐るノランを撫でるカッサン

 

ノラン「クピピ!」

 

カッサンの肩に乗るノラン

 

カッサン「よかった~!嫌われなかったみたい!」

 

トノト「こいつは優しい人を蹴って攻撃したりはしないので安心してください。」

 

ハロウィン「トノト…さっき蹴られてたわよね。」

 

タケル「俺もよく甘蹴りされるぜ?」

 

ハロウィン「タケルならなんとなくわかる気がするけど。」

 

リサ「あら?この可愛い方はどなたかしら?」

 

ハロウィン「か…可愛い方だなんて…」

 

レヴナント「ハロウィンさんは無事元の姿に戻れたのです!」

 

リサ「あら!良かったですね!」

 

タケル「そうだったのか!」

 

ハロウィン「タケル…普通に話しかけてたけど、気が付いてなかったのか。」

 

リサ「私もバルビオンがいたのでそっちがハロウィンさんかと思ってました。」

 

ハロウィン「ああ…この子ね…今は抜け殻…魔力を与えないと動かないし、私の部屋に飾っておこうかと思って。」

 

リサ「なら、AI でお掃除とかできるようにできないかしら。」

 

トノト「あ、そうだ!リサさん、カッサンが秘密基地に住むことになりそうだが、ゲームができる部屋を増設できないだろうか?」

 

リサ「部屋さえ作っていただければ、私が過ごしやすいように改良しますけど。」

 

トノト「おお!忙しいだろうに助かるよ!あと、ゲームルームか…」

 

リサ「それなら、一度コミュニケーターへ行って本格的なものを作りませんか?カッサンはプロですし。」

 

カッサン「い、いんですか?」

 

トノト「ふむ。コミュニケーターか…私も行ったことがありませんが。どうやって行くのだろう。」

 

ハロウィン「カッサンがコミュニケーターのゲーム大会に招待されているから、みんなで行けると思う。」

 

トノト「コミュニケーターはノーマークだったな。どういった酒があるのだろうか。」

 

カッサン「あまり酒を飲む人はいないと思うな。みんな飲む暇があるならゲームとかしているし。」

 

トノト「では、私は仕事をしているので何かあったら連絡をください!」

 

モブ「ところで社長の仕事ってなんだ?」

 

トノト「もちろん、旅さ!」

 

モブ「おお!そりゃいいぜ!」

 

シャボン「だから私たちをスカウトしたんですよね。」

 

トノト「銘酒にはそれを作った人があり街もある。だから、まだ見ぬ街を探すのがメインの仕事さ。」

 

バウンサー「ついでに魔獣の情報を集め、珍獣を捕獲する。」

 

モブ「次のアテはあるのか?」

 

トノト「今回はそれほど苦戦はしないだろう。すでに行く手段も知っているし。」

 

モブ「どこなんだ?」

 

トノト「ガンシティー」

 

レオン「おう!待ってたぜ!もちろんだが、俺も行く。」

 

トノト「今回は私とレオンだけで行こうと思う。」

 

モブ「大丈夫なのか?」

 

トノト「なんでも射的の腕が良くないと、入れない街らしいからな。」

 

レヴナント「では私が!」

 

トノト「レヴナントさんには私に射的を教えてもらう。そのために、みんながリクエストした施設も含めてここを改装したい。」

 

モブ「よいよ出来るのか!キャバクラが!」

 

シャボン「出来るわけがないでしょう!」

 

リサ「ウエピナで瞬間移動をする飛行艇の研究も進んでいるみたいだから、ひょっとしたら間に合うかもしれませんね。」

 

モブ「相変わらず仕事が早いな。」

 

シャボン「ウエピナか…今は研究ができるほど復興しているのか。」

 

リサ「最下層は見捨てられたみたいですけど。」

 

モブ「ワープがつながっているんだよな?リサ、俺も行くから一緒に行ってみないか?」

 

リサ「う、う~ん。」

 

シャボン「リサさんも最下層と一緒に見捨てられたんですよ!そりゃトラウマになりますよ。」

 

モブ「す、すまねぇ。人の気持ちを考えず、勝手なことを言うもんじゃねぇ~な。」

 

カッサン≪ここの人達…自由奔放に見えるけど違う…ちゃんとお互いの事を考えているのね…≫

 

リサ「いえ!私行きます!」

 

モブ「え?無理しなくていいんだぜ?」

 

リサ「だって!ノランちゃんの洋服をウエピナのデザイナーさんに作ってほしいんですもの!」

 

モブ、シャボン「そこ?」

 

ハロウィン「リサはその辺の人間と違って軟じゃないわよ!メンタルがね。」

 

モブ「ああ、そうだったな。じゃ、飛行艇の研究を見てみたい。いいか?リサ。」

 

リサ「もちろんです!私の好きな最下層のハンバーガー屋さんまで見捨てたから、ちょっと腹が立ってるだけですから!」

 

モブ、シャボン、ハロウィン「そこ?」

 

モブ「またみんなバラバラになりそうだな。バウンサーはどうするんだ?」

 

バウンサー「俺か…ガンシティーでトノトの護衛は無理そうだし…コミュニケーターへ行くか。」

 

タケル「俺も行くぜ!」

 

タケル「ハロウィンは?」

 

ハロウィン「私はアスちゃんと神聖魔法の研究かな。スレン達を止める準備をしなきゃ。て、あれ?アスちゃんは?」

 

トノト「倒れたと思ったら、酔っぱらって寝てしまったみたいだ。」

 

リサ「あら、この方…オーラの反応がある。」

 

トノト「読心術のオーラがあるようです。」

 

リサ「分からなくてもよい。人の心まで分かってしまう…最初は混乱したでしょうに。」

 

トノト「今は、その能力も使いこなさせているらしい。現に私がエロい事を考えても…」

 

カッサン「それ、言わなくてもいいやつね。」

 

リサ「実際、人の考えは行動が伴って初めて本当の気持ちになるの。脳で考えている段階ではまだ思いつき…本心とは言えないのよ。だから、もしそれを知ってしまい信じてしまったら、事実とは異なることで混乱させられることになるわね。」

 

カッサン「そ、そういうものか…」

 

ハロウィン「さすがリサね。さ!私はシャワーに入ってこようかな。」

 

カッサン「わたし、アスカさんを寝やすいところに。」

 

リサ「優しいわね!カッサン。」

 

トノト「実は私もそう考えていたんだが。」

 

ハロウィン「トノトはやめとけ、セクハラになるから。」

 

リサ「では、カッサン!一緒に運びましょう!」

 

カッサン「はい!」

 

トノト「君たちもそろそろ休んだらどうだい?」

 

カッサン「トノトさんは?」

 

トノト「私は急ぎ、カッサンとアスカさんの部屋を作らなければな。こういうことも考えて客用の寝室も作っておくべきだった。」

 

カッサン「お手数をおかけします。」

 

リサ「では、カッサンとアスカさんは私の部屋でお泊り会しましょうか!」

 

カッサン「い、良いんですか?そんなのやったことない!やってみたい!」

 

リサ「私の部屋は電気が使えるのでゲームもできると思いますよ!ウェブさん、たぶん夜も寝ないで研究しているからゲーム機を転送してもらおうかしら。」

 

ハロウィン「私は久しぶりの身体だから魔力の調整をしているよ。」

 

トノト「さて、では軽く一杯、オクトパスを飲んでから。」

 

モブ「おお!社長!高い方のオクトパスも飲ませてくれよ!」

 

トノト「わかった。レヴナントさんも飲みましょう!」

 

レヴナント「はい!ありがとうございます!」

 

~そして、それぞれの休息を取った~