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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと
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Ultimate ONE ~第三十五話~【連続魔法】

 

~タケルとワイズマンとの戦いが今始まろうとしている~

 

タケル ≪距離は約15m、右手にグレネードランチャー付きマシンガン、左肩にはダガーそして左太ももにはコマンドナイフ…背中は鎌のようなもの左手で抜けるようになっているみたいだ。右利きか?いや、まだ判断は出来ない。間合いを詰めたら刃物が来ることは確か…≫

 

ワイズマン≪ヤツは素手で戦うつもりか? なら、先手で攻め込むしかないはず、むしろこちらが先手を取れれば勝利できる。が、微妙な間合いだな。≫

 

タケル「では、始めますよ! 3!…2!…」

 

~タケルは素早く何かをワイズマンに投げつける~

 

ワイズマン「決闘にそんなルールはない。」

 

~右手でマシンガンをタケルの方に突き出すワイズマン~

 

タケル≪そう来ると思ったぜ!≫

 

ワイズマン≪何か飛んでくる!石か!≫

 

~左手で石を受けようとしながら右手でマシンガンを撃つ~

 

ドドドドドド!

 

ワイズマン≪早い!右に回り込まれるか。≫

 

~左手で石を掴むワイズマン~

 

タケル≪よし!いけた!左手でナイフや鎌が抜けないワイズマンにガンディスアームを仕掛ける!≫

 

ワイズマン「ちっ」

 

~右足で蹴り上げようとするワイズマン~

 

タケル「想定内だぜ!」

 

~ワイズマンの右肩をホールドしタックルを仕掛けるタケル~

 

ワイズマン≪くそ。そのために石を投げたか≫

 

タケル≪この後ヒールロックだと銃が…体勢を崩したところでガンディスアームに切り替える≫

 

~膝を離し銃を制御しようとするタケル~

 

タケル≪そのまま極めるぜ!≫

 

~体勢を崩したが膝を離したことでワイズマンは右足で自分の体重を支えた~

 

タケル「それを待ってましたよっと!」

 

~銃を腕ごと制御しながら全体重を押し込み大外刈りをするタケル~

 

ワイズマン≪こいつ…強い≫

 

ドン

 

~倒されるワイズマン~

 

ワイズマン「ぐっ。」

 

タケル「一気に極めるぜ!」

 

~腕十字を極めるタケル~

 

 

~ワイズマンから離れるタケル~

 

タケル「ぐ…ぐふっ!」

 

ワイズマン「惜しかったな。」

 

タケル「ゲホゲホ!」

 

コスモ≪どうしたのタケル!≫

 

タケル「体が言うことを効かない…吐き気がする…」

 

~ワイズマンの手が光りだす~

 

ワイズマン「ファイア」

 

ボッ、ボッボッボッ…

 

~というとたくさんの火柱がタケル襲った~

 

タケル「熱っ!」

 

カチ

 

タケ「クソ!」

 

~素早く逃げるタケル~

 

ドドドドドドド

 

~ワイズマンのマシンガンがタケルを襲う~

 

ワイズマン≪ポイズンの魔法からもう回復しているのか?バケモノか!≫

 

~銃弾から素早く回避するタケルだったが気が付くと地面が凍っている~

 

ツル

 

ワイズマン「アイスフィールド」

 

タケル「やべぇ!」

 

ドドドドドドドーーン

 

~銃弾がタケルに命中した~

 

タケル「ぐ…ぐは!」

 

ワイズマン「おまえ…銃に撃たれても生きているのか!」

 

タケル「死にそうなくらい痛いけどな!」

 

ワイズマン「パラライズ」

 

タケル「なんだ…しびれてきたぜ。体が動かねぇ。」

 

リサ「タケルさーーん!」

 

~リサの大きな声が聞こえた~

 

タケル「リサ!来るな!」

 

ワイズマン「心配するな…死ぬのはお前だけだ。今回はな。」

 

~グレネードランチャーを構えるワイズマン~

 

ハロウィン「あの人…無詠唱で魔法を使用してしている…主に元素魔法を。」

 

ワイズマン「外野も集まってきたのでそろそろ死ぬか?」

 

タケル「ダメだ…全然身体が動かねぇ。」

 

~狙いを定めるワイズマン~

 

ピピピ…ピピピ

 

スレン「ワイズマン、おまえさっき通信を切ったな。何をやっている!」

 

ワイズマン≪ちっ…≫

 

ワイズマン「スレンか、何か用か?」

 

スレン「メディシティーのスパイがおまえと話がしたいらしい。オークのことでだ、時間がないすぐに戻ってこい。」

 

ワイズマン「なんだと?まだ一体も仕留めていないぞ!」

 

スレン「おまえ、本当に仕留める気があったのか?まあいい、そいつらは次会った時で構わん。」

 

ワイズマン「…分かった。俺は傭兵だ、依頼主に従う。」

 

~というとタケルに近づき耳元で何かをつぶやいた~

 

ワイズマン「仲間が殺されそうだというのに黙って見ているとは、おまえたちもなかなか筋がいいじゃないか。残念だが、この決闘は次へと持ち越しだ。」

 

タケル「あんたの勝ちで良いだろう?」

 

ワイズマン「…どうだかな。」

 

シュン

 

~ワープで消えるワイズマン~

 

コスモ「大丈夫なの?」

 

タケル「すまねぇ。負けちまった。」

 

コスモ「タケルとは相性が悪すぎる相手よ。」

 

ハロウィン「本当の悪なら、タケルは殺されていたわね。」

 

バウンサー「本当とは?」

 

ハロウィン「いや、あの人タケルを殺すことに少し躊躇(ちゅうちょ)した。」

 

レオン「俺のような暗殺者と同じだろう。命令があれば殺す…ただそれだけじゃないのか…」

 

ハロウィン「あなた達の敵…つまり、メディシティーを襲おうとしている人達は本当に “悪” なのかしら?」

 

タケル「み…みんな…す…すま…ねぇ。」…

 

バサ

 

~変身が解かれそのまま倒れ眠りに陥るタケル~

 

ハロウィン「ポイズンとパラライズの魔法が堪えたみたいね。」

 

ルー「ええええ?先ほど銃で撃たれていませんでしたか?それなのでは?」

 

バウンサー「話は後だ、秘密基地へタケルを運ぶのが先だ。」

 

レヴナント「リサさん。タケル君の治療をお願いします。」

 

リサ「は、はい!」

 

 

~危うく殺されかけたタケルだったが、命は奪われずに済んだのである~

 

~皆はタケルを秘密基地へ連れていき、リサはタケルの治療にあたっていた~

 

ハロウィン「タケル…大丈夫かな?」

 

アルマ「タケル強い。だから大丈夫。」

 

トノト「海の幸、活ルンルンダコを持って来たんだが、タケル君が起きる頃には活きが下がっているだろうか。」

 

レヴナント「食べる元気があれば安心ですけどね。」

 

ハロウィン「ポイズンとパラライズを立て続けに受けたら、普通の人なら一週間はアウトね。」

 

ルー「あの、姿でしたから、まさか魔法を使うとは思ってもみませんでしたが。」

 

ハロウィン「魔法使いは、術師と見抜かれると対策を練られるから、バレないように鎧を着たり、剣術も習う人がいるわ。」

 

ルー「そういうことか…勉強になりました。」

 

トノト「ノラン君。この料理をリサさんのもとへ運んでくれないか?念のためタケル君の分も。」

 

ノラン「くぴぃ!」

 

~お盆を頭に乗せ、小さな身体でリサに料理を持っていくノラン~

 

レヴナント「タケル君…一人で飛び出してしまうなんて、なんでそんなことを…。」

 

ハロウィン「ミサイルなら私のテレポートで飛ばせたのに。」

 

ルー「そ、その手がありましたか!」

 

レオン「いや…奴らはまだ、ハロウィンの存在に気づいていない…タケルの判断は正しかったのかもしれないな。」

 

レヴナント「そうか…それで決闘を…それにしても無茶をする。」

 

バウンサー「あいつは、ただ戦いたかっただけかもしれんぞ。」

 

レオン「違いねぇ…。」

 

 

~ハロウィン城~

 

医者のような男「…話は以上です。」

 

ワイズマン「やはり…オークの村を滅ぼすつもりか…。くそ。」

 

カーリー「オークは私たち壊人の抹殺対象にはなっていないわ、なのに何故?」

 

ワイズマン「あの近くを人が通る場合がある…遠回りはしてくれているがな。オークは気性が荒いので人を襲う場合もあるから村は通っていけないからだろうよ。」

 

スレン「道を作るために…か。」

 

カーリー「そのためにバイオテロを行うなんてやり方が酷すぎるわ!」

 

ラセツ「なんでもオークにしか感染しないウイルスらしい…他人事じゃないな、次は鬼人が狙われる。」

 

カーリー「メディシティーはバイオテクノロジーを悪用している。さすがに放置できないわね。」

 

ジーク「それよりワイズマン、右腕は大丈夫なのか?誰にやられた?」

 

ワイズマン「小さなガキに…とでも言っておくか。」

 

ジーク「小さなガキ?はは、ひょっとしてタケルのことか?あいつはまだまだ強くなるぜぇ~?今仕留めるのはもったいない。」

 

スレン「おい。遊びじゃないんだぞ?これだからファイトナの人間は。」

 

ドーン

 

~誰かが大きなドアを開け、スレン達がいる部屋に入る~

 

オーディン「あ!ルシファー!」

 

ルシファー「あら?ここに怪我人がいるわね?診せてもらってもよいかしら?」

 

スレン「ルシファー…遅いぞ、どこへ行っていた?」

 

ルシファー「ごめんなさい。この近くを歩いていたらお墓のようなものがあって調べていたの。どうやら、かなり昔に誰かが魔獣を埋めたようね。」

 

スレン「ふん。興味ないな。」

 

ルシファー「冷たいわね。」

 

~というとルシファーはワイズマンの近くへ行った~

 

ルシファー「さぁ…怪我をしている腕を出して。」

 

ワイズマン「何をする気だ?」

 

ルシファー「いいから!」

 

ワイズマン「こうか…」

 

~ワイズマンが腕を出すと、そこに触れたルシファーの手が光りだす~

 

ルシファー「ヒール」

 

ワイズマン「なんだと?痛みが消えた?」

 

ルシファー「あなたも魔法を使えるわよね?神聖魔法はご存じなかったかしら?」

 

ワイズマン「神聖なものは…好かん。」

 

スレン「もう一人…サイドはどこに行った?」

 

ラセツ「あの宇宙人か!あいつのことはよくわからないな。」

 

ジーク「ほんと、皆まとまりがなくてこれから先が思いやられるぜ。」

 

スレン「サンドのヤツはいないが他の連中には言っておく…メディシティーとの戦になれば、罪のない一般人を巻き込む形となる。おまえたちにも辛い戦いになるとは思うが大丈夫か?」

 

カーリー「へえ~。あなたにそんな優しさがあるとはね。意外だったわ!」

 

スレン「黙れ!」

 

 

~それからしばらくの時間が経った~

 

~秘密基地~

 

ブルー「いや~!今日の一番はやっぱりルンルンダコのカルパッチョ!海の幸は最高ですね!」

 

アイ「それにしても、トノトが料理できるなんて意外だったわ。人に作らせるタイプだと思っていたよ。」

 

トノト「まぁ、師匠に比べたら足元にも及ばないけどね。趣味なのさ。」

 

ブルー「ああ!あの "KUSHIRO 酒場" っていう居酒屋のマスターですね!」

 

レオン「で、その師匠には海の生き方を教えてもらったのか?」

 

トノト「それが…相変わらず、企業秘密だって教えてはくれないのさ。」

 

レオン「確かに…トノトに教えるのは怖いかもしれないな。」

 

トノト「最近分かった話だと、とてつもなく広い海の奥深くに惑星が存在していることが分かったらしいぞ。」

 

アイ「え?海って、水よね?」

 

トノト「そうだ、そしてその惑星には生命が存在している可能性があるようだ!ロマンだろう?」

 

バウンサー「トノトの珍獣探しもついにそのレベルまで来たか。」

 

トノト「バウンサー…何か言ったかい?」

 

~誰かが秘密基地のバーに近づいてくる~

 

タケル「よう!昼飯食いそびれたから、さすがに腹が減ったぜ。」

 

皆「タケル!」

 

 

アルマ「タケル!大丈夫か?」

 

タケル「ああ、リサの治療のおかげだな!」

 

ブルー「あれ?リサさんは?」

 

タケル「俺が目覚めると同時に治療室へ飛び込んできたハロウィンと今度は研究室へ行ったぜ?」

 

コスモ「あら、魔法の研究かしら?私も参加したいのですが。」

 

タケル「おれは行きたくないんだけど。」

 

コスモ「そうね。今のあなたには休息が必要よ!」

 

タケル「後、飯もな!」

 

トノト「ルンルンダコのカルパッチョ…タケル君の分も残しておいてよかったよ!あと、毒にはアルコール消毒がお勧めだぞ!」

 

皆「トノト!」

 

タケル「俺…今のままではまだワイズマンさんには勝てない。」

 

コスモ「また戦う気なの?あなたには不利な相手よ!」

 

タケル「ワイズマンさんは去り際に、こう言ったんだ…楽しかった、またやろう…って。」

 

バウンサー「やはりそいつも武士だったか。」

 

レオン「じゃなきゃ、決闘は受けんだろう。」

 

タケル「…だから俺はワイズマンさんにこう言ってやったぜ!」

 

トノト「なんと?」

 

タケル「ありがとうございます!って!」

 

アイ「タケル…嫌なことは断ってもいいんだからね!」

 

タケル「嫌なんかじゃないさ!正直、嬉しかった。でも、次は絶対に勝ちたいな!」

 

バウンサー「では、魔法にどう対処するか、良く調べることだな。」

 

コスモ「こら!バウンサーまで!」

 

バウンサー「タケルが戦いというのだから仕方がないだろう?」

 

コスモ「兵器や魔法を使うのであれば、バウンサーあなたが戦うべきよ」

 

バウンサー「どうなんだ?タケル。」

 

~首を横に振るタケル~

 

バウンサー「コスモ…らしいぞ。」

 

コスモ「知っているわよ…知ってるけど…もう!」

 

タケル「今の俺じゃ、ダメだ…だから…」

 

アイ「だから?」

 

タケル「勝ち方考えるまで、狂人の街に行こうと思う。」

 

ガタ(椅子の音)

 

~血相を変えて立ち上がるトノト~

 

トノト「タケル君!それは、狂人の街クレイジーのことかい?」

 

タケル「はい。」

 

トノト「そこには語り継がれている銘酒があってね!クレイジーベルーガという名前の酒なんだが。あそこは治安が悪くて、私は怖くて近づけないのさ。」

 

アイ「魔獣は怖くないのに人が怖いのは、はてどういうことかしら?」

 

トノト「怖いものは怖い!以上!」

 

タケル「じゃ!俺はそれを絶対に見つけてきます!」

 

バウンサー「タケルはトノトに秘密基地を貸してくれているお礼がしたいんだと。」

 

トノト「ありがとう!行き方は分かっているので、リサさんが来た時に一緒に説明しよう。大空に広がる海…その奥地に存在するクレイジー。」

 

アイ「いったい、そこはどうなっているだろう…」

 

レオン「ファンタシアにはいかなくて良いのか?」

 

トノト「そっちはホークビーが羽化する前に行かなければならないので時間がない。私がついでにルー君とファンタシアへワープを書きに行くよ。」

 

バウンサー「ついではホークビーの方だがな。」

 

ブルー「ハロウィンさんのペットのこともあるし、施設の増設もあるのでトノトさんも忙しいですね!」

 

レオン「ガンシティーへも頼む。」

 

トノト「ガンシティー?そんな街はあったか?」

 

 

~そしてファンタシアへはトノトが、クレイジーへはタケルが行くこととなった~