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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと
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Ultimate ONE ~第三十四話~【ワイズマン】

 

~リサ達はヌァザと会った後、一泊をしてブレイブシティーへ戻ろうとしていた~

 

ハロウィン「スティックシティー記念館は楽しかったし、またこの町へ来たいな。」

 

リサ「トノトさんもワープポイントを登録していないだろうし、また来ましょうね!」

 

ルー「ここの蜂蜜酒、ダッジは活性酒だしこの街でしか飲めないのでトノトさんとまた来たいです。」

 

リサ「聞いた話だと、この辺でしか取れない果物の枝を漬け込んで作られているとか。貴重ですね。」

 

レオン「温度も23度で発酵させるのがいいらしく、この標高の高い街の温度がベストらしい。俺が過ごす適温と同じ温度だな。」

 

ルー「それに、ここの街の人々はダッジで潤っているので、無理に就職先を探さなくてもダッジ造りをしていればいいみたいですね。のどかでいいなぁ。」

 

バウンサー「ある意味、上手く自然と共存している街か。」

 

レヴナント「博物館へは私も行きましたが、この大地に突き刺さった棒の頂上へたどり着くまでに何人もホークビーに寄生されましたが皆の努力が叶い築かれた街です。とても貴重です、感動しました。」

 

コスモ「この街も居心地が良いのですが、私たちはスレン一味の対策を考えなければいけません。せめてここをワープポイントへ設置してからこの街を楽しみませんか?」

 

リサ「そうね…まずはトノトさんを連れてこないと。」

 

レオン「時期を外すとホークビーが羽化するだろう?来るなら今しかないんじゃねぇ~か?」

 

バウンサー「一度、ブレイブシティーへ戻るか。」

 

ルー「ジェットガドリングの充電も出来たし、帰りましょうか。」

 

リサ「充電?この街に電気は通っていたでしょうか?」

 

ルー「ああ、ジェットガドリングは大気充電なんですよ。放置していれば充電されます。」

 

リサ「大気充電?後で調べさせてもらってもよいかしら?」

 

ルー「もちろんです!」

 

レオン「ガンシティーというところは化学も進んでいるみたいだな。」

 

バウンサー「ファンタシアに行くとしてもトノトは必要なんだろう?」

 

ルー「私は皆様をファンタシアへお招きするテレポストーンを持っているのですが、その機能を発動するには特定の場所、すなわちこのスティックタウンへ来なければいけません。」

 

ハロウィン「テレポストーンはテレポートの魔法を石に封じ込めてあるの?」

 

ルー「はい。術師が唱えて繋いだ箇所を一か所だけ封じることができます。魔石とも言われている石ですけど。」

 

ハロウィン「ふ~ん。テレポートは神聖魔法とも共通しているから、ファンタシアに神聖魔法が使える人間とかいるってことかな?」

 

ルー「よくご存じで!私の国のディアン・ケトという医術士が神聖魔法を使うことができます。」

 

ハロウィン「その方は代々伝わっている神聖魔法を学んだ人なの?」

 

ルー「いえ。ケトはもともとファンタシアの人間ですが、彼が幼いころ家族と国を離れ、一人で戻ってきた時にはすでに覚えていました。」

 

ハロウィン「なるほど!ルーちゃんありがとう!」

 

ルー「もし、気になるのであればケトを紹介いたします。」

 

ハロウィン「うん!よろしく!ルシファーって人の対策も考えなければいけないから。」

 

リサ「それでは、ファンタシアと秘密基地を繋いでおきたいので、一度戻りましょう。」

 

ルー「これから戻れば、昼前にはブレイブシティーへ帰れます。」

 

リサ「あ、じゃ~トノトさんに連絡しておきますね!通信機。」

 

ピピ

 

通信機「お相手の情報をお伝えください」

 

リサ「トノトさんで。」

 

通信機「現在、トノトパークにいますがお繋ぎしますか?」

 

リサ「はい。」

 

通信機「ではお繋ぎいたします。」

 

ピピ

 

ギャーーーーーーーーオ!

~魔獣の声が聞こえる。~

 

トノト「お。リサさんかそっちの様子はどうだい?」

 

リサ「今、スティックタウンにいるのですがファンタシアとワープを繋ぎたいのでこれから秘密基地へ一旦戻ります。昼頃になるかと。」

 

トノト「スティックタウン?ホークビーの生息地近辺じゃないか!襲われなかったかい?」

 

リサ「それが、今は成虫ではないようで襲われなかったです。」

 

トノト「ホントですか!ホークビーの幼虫の時期は今なんですね。幼虫の時期は短いが、幼虫から育てて羽化させた飼い主を襲わないと聞きます。そこへ行きたいのですが。」

 

リサ「え?まさか捕まえる…とか、言いませんよね?」

 

トノト「まぁ~そうなる。養殖できればダッジも個人的に作れるしな。」

 

リサ「そんなことをして大丈夫なんですか?」

 

トノト「ああ、問題ない。トノトパークはどこの国にも属していないので酒を製造してもよいし、酒人は他の街からも酒造りを許可されている。」

 

リサ「そういう意味じゃなくて…」

 

トノト「話は秘密基地で直接聞こう。それより君たちは昼ご飯を食べていないだろう?」

 

リサ「ちょっとご飯を食べる時間はないかもです。」

 

トノト「わかった。そのまま秘密基地へ来てください。」

 

ピピ

 

リサ「あ、切れちゃった。」

 

タケル「で、なんだって?」

 

リサ「秘密基地へ来てくれと。後、昼ごはん食べたか聞いてました。」

 

バウンサー「何か美味いものでも手に入ったのか。」

 

リサ「え?そういう事?」

 

レオン「早く戻らないとモブたちに食われてしまうな。」

 

レヴナント「急ぎましょう!」

 

~ジェットガドリングでブレイブシティに戻るリサ達だった~

 

ゴーーーーーーー

 

リサ「もうすぐブレイブシティーね。」

 

レオン「ちっ…」

 

タケル「レオン?どうした?」

 

レオン「見つかっちまった。」

 

バウンサー「誰にだ?」

 

レオン「1.5km先にワイズマン、ジェットガドリングの音に気が付いたか。」

 

 

タケル「コスモ!おおよその場所は分かるか?」

 

コスモ「ええ…ここは荒地、隠れる場所もないわね。」

 

カチ、カチ

 

~銃に弾を込めるレオン~

 

タケル「おい!ここから撃つのか?」

 

レオン「ああ、グレネードランチャーで俺たちを狙撃するつもりだ。」

 

コスモ「おそらく、誘導ミサイルね。」

 

バウンサー「飛行している俺たちでは逃げ場がないか。」

 

タケル「ストレス!」

 

~変身するタケル~

 

タケル「ぐおおおおおーー!これは…効くぜ。」

 

バウンサー「まさか、戦いに行くわけではないよな?」

 

タケル「みんながやられるよりマシだ!俺が引き留める!」

 

レオン「一発だけ俺に撃たせろ。」

 

~ジェットガドリングから飛び降りるタケル~

 

コスモ「あなた…本当に戦うつもり?」

 

タケル「これは願ってもないチャンスだぜ!」

 

ドーーーーン

 

~スーパーシルバーホークで銃を撃つレオン~

 

コスモ「レオンが撃ったわ。」

 

タケル「ああ知ってる、俺をワイズマンのところへ誘導してくれ。」

 

コスモ「危なくなったらすぐ逃げるのよ。レオンが援護してくれるはずだから。」

 

タケル「分かってるって!」

 

 

~荒地~

 

ワイズマンマン「一人、ジェットガドリングから飛び降り、こちらへ向かってくる。ジェットガドリングには6人…こちらから狙撃するぞ。」

 

 

~通信機から音がする~

 

スレン「バーアイランドにいた連中か…。レオンがいたな、ヤツは政府側に雇われている暗殺者だ。逃がすと厄介だぞ。」

 

ワイズマン「レオンもいるぜ、今がまとめてヤレるチャンスだ。狙う。」

 

スレン「抹殺した人間を把握しておきたい。映像を送れるか?」

 

ワイズマン「遠いが、スコープを使ってやってみる。」

 

ボンッ!

 

~レオンの弾が通信機を狙撃した~

 

ワイズマン「くそ!聞こえるか?」

 

スレン「映像の通信がやられた。かまわん、狙撃してくれ。」

 

ワイズマン「なぜ、あいつは俺を直接狙わなかった?そして…狙撃する余裕は無くなったぜ。」

 

~ワイズマンが気が付くと目の前にはタケルが立っていた~

 

タケル「また会いましたね。ワイズマンさん。この俺と、決闘を受けてくれますか?」

 

コスモ「タケル!正気なの?」

 

ワイズマン「決闘だと?身の程知らずが…だがいいだろう。」

 

タケル「よしっ!」

 

コスモ「何を喜んでいるのよ!どうかしているわ!」

 

スレン「ワイズマンどうした?聞こえるか?」

 

ワイズマン「…うるせぇ。」

 

ブチ

 

~通信を切るワイズマン~

 

タケル「ワンズマンさんとの距離は15mってところか…頼むぜコスモ!」

 

コスモ「えっ?あなた!変身したまま戦うつもりなの?」

 

タケル「決闘を受けてくれてありがてぇ~!じゃー始めっか!」

 

~ジェットガドリング~

 

レオン「マジか、タケルのやつ…決闘を申し込みやがった。」

 

バウンサー「なんだと?で、ワイズマンは決闘を受けたのか?」

 

レオン「ああ…。」

 

リサ「決闘って?私たちも援護しに行かなければ。」

 

レオン「いや…決闘とは1 対 1での勝負を確約するもの…俺たちは援護できないが、代わりに俺たちがワイズマンに攻撃されることもない。」

 

タケル「コスモ…これは決闘だ。コスモも助言はしないでくれ。」

 

コスモ「…タケル…」

 

~そしてタケルとワイズマンの決闘が始まった~