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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと
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ultimateルシファー【独り言】
ルシファー「私は以前天人の長であった。」
ルシファー「皆は私を慕ってくれてはいが、腹を割って話す人間はいなかった。」
ルシファー「そんな中一人の訪問者が訪れた。」
ルシファー「天人の街はultimateに取り巻く一つの星に属する小さな惑星である。」
ルシファー「彼にどうやってこの街に来たかと聞くと、何でも彼らは空気の無い宇宙においても生息できるのだとか。その宇宙を飛んできたらしい」
ルシファー「彼らはultimateの地では生息出来ないが、宇宙で生息できる身体を持っていた。」
ルシファー「時には光のようになり、時には人の形となる神人という種族であった。」
ルシファー「私達の街、ヘブンは空気が無いため生息できるのだとか。」
ルシファー「私達天人も光の姿にこそなれないが同じくultimateの地では長く生きる事は出来ない。天人と神人は近い種族なのだろうか。」
ルシファー「そして飾らぬ彼に心を許し、友となった。」
ルシファー「彼の名は "マナナン" という。」
ルシファー「私達ははるか遠くにある神の街、ゴットシティーに行くことが出来なかったが、彼はそんな私達に行く術を与えた。」
ルシファー「私達は神人との交流を試みたが、ゴットシティーでは内乱が起きており神同士の戦いが始まっていた。」
ルシファー「私の友人も戦に参戦したが、戦死した。」
ルシファー「私もその際に共に戦ったが、殺されて魂はultimateの土地に飛ばされることとなる」
ルシファー「私は地中にあるヘルという街にいた。」
ルシファー「ヘルという土地は魂だけのまま、存在する事ができる不思議な街であった。」
ルシファー「そこには魂だけの人達も暮らしていたが、肉体を持たないまま長い時間を過ごすと魂は歪んでいく。」
ルシファー「人は心と身体が一つにならなければ健康にはなれない事を物語っていた。」
ルシファー 「時に来訪者の魂が訪れ、肉体を持てない場合はいずれ歪み、消えていく。」
ルシファー「私も長くここにいたら歪んでしまう…そう確信をしていた。」
ルシファー「ある時、地中深くにあるはずのこの街に魔獣が現れた。」
ルシファー「地中深くに潜む生態なのだろうか。」
ルシファー「ヘルの住人は力を合わせ、その魔獣を何とか倒した。」
ルシファー「その魔獣はとてつもなく強い身体と、不思議なのは冥人が憑依する事も出来なかった。」
ルシファー「もう一つ不思議な事がある。」
ルシファー「その魔獣は地中深くに棲んでいるはずだが、何故か羽根が生えていた。」
ルシファー「亡き骸であれば憑依する事ができるだろうか。私は魂が歪んでしまう事を恐れて、その亡骸に憑依した。」
ルシファー「やはり、私が肉体を持った事は正解だったようだ。」
ルシファー「もともとの強靭な肉体に私の魔力も使えた。」
ルシファー「残念ながら、マナナンから教わった神聖魔法とは相性の悪い身体らしい。」
ルシファー「それにしても。この土地は好きになれない。」
ルシファー「ヘブンに…いや、地上でも良い。この地から離れたい。」
ルシファー「私もこの地の肉体を持てば地上でも生きていけるだろう。」
ルシファー「この魔獣の身体ごと、地上に出る事が出来れば生存する事もできるはず。」
ルシファー「しかし、ヘルの街から出るには一度死に、地脈を通って地上に出る方法しかない。」
ルシファー「この肉体を魂に封印し、神聖魔法で魂を保護しながら地上に出る事で可能かもしれない。」
ルシファー「生き返る神聖魔法…その応用になるだろうか。」
ルシファー「難しい賭けかもしれないが、この地に居続けるよりはマシだろう。」
ルシファー「私はこの街の王となり、サタンと呼ばれるようになったが、やはりこの街は好きになれない。人々の心が不安定すぎる。」
ルシファー「オーディンとは別れ難いが最後まで面倒を見切れなかった私を許して欲しい。」
ルシファー「そして私は死んだ。」
ルシファー「魂が地脈に入ると、意識が遠のいていく。」
ルシファー「この地脈からはどうやって出るのだろう?」
ルシファー「地上には肉体を持った魂が存在しているはず。それを感知すれば…」
ルシファー「見つけた。」
ルシファー「何かに襲われている様な気配だが。意識が薄い…時間がない、そこを目指して蘇生の魔法を。」
ルシファー「…」
ルシファー「目が覚めると、魔獣の姿ではなく地上の人間の姿であった。」
ルシファー「まあ、あの姿は好きではなかったので都合は良い。」
ルシファー「推測するに襲われて死んでしまった人間の身体に蘇生を行った様だ。」
ルシファー「意識が遠のき、ミスをした事が幸をなし、また、タイミングも良かった。」
ルシファー「それに、この身体だと元の力も少しだけ戻っているようだ。」
ルシファー「しかし、魔獣の身体は魂に封印したままである。」
ルシファー「この状態で封印を解くと魔獣の姿に戻るのだろうか?私には想像がつかない。」
ルシファー「しかし、封印したままでは気持ちが悪いので、解いて見ることにした。」
ルシファー「案の定…魔獣の姿に戻った。」
ルシファー「やらなければ良かった。それにしても…眠い。」
ルシファー「気がつくと私は寝ていた。」
ルシファー「目が覚めると先ほどの人の姿になっていた。」
ルシファー「地中深くに潜む魔獣は地上では夜にしか活動できないのだろうか。」
ルシファー「まあ良い。今は人の姿。服が欲しい…街を目指す事にした。」
ルシファー「この地の文化も学びたい、そしてマナナン…あなたが愛した地上人の事も。」