先日Pro Tools 2025.10が公開されました。前回に引き続き色々と新機能が増えています。
主な新機能は以下の通り。
- Sony 360 Reality Audio対応(付属はLite版)
- SoundFlowネイティブ対応(付属はfree版)
- 無償プラグインの追加
- Speech-to-Text機能の改善
色々と興味深い機能が追加されていますが、実はちょっと気になっていることがあって、上記の新機能のうちPro Toolsとしての新機能は最後の"Speech-to-Text機能の改善"だけなんですよね。他は他社製品との連携がメイン。その中でもSoundFlow対応というのは大きく目立っていて、つまりSoundFlowで動作する機能は今後Pro Tools自身の新機能として搭載しないのではないか、という邪推をしてしまいます。
現在、僕自身がPro Toolsにあったら嬉しい機能のひとつが"ステムの一括バウンス"です。Cubaseにはとっくの昔に搭載されていますが、指定された複数のバスをマスターエフェクトまで通した状態でバウンスするという機能です。
現在のPro Toolsでは指定されたバスまでは複数バウンスできますが、その先にあるエフェクトは無視します。ですのでいま耳で聴いている、このドラムの音だけ、このベースだけが欲しいという場合は必要な回数だけ手作業でバウンスを繰り返す必要があります。面倒ですよね。
SoundFlowには無料版と有料のサブスク版が存在し(買切りは無い)、サブスク版にはそれを自動化してくれるマクロが存在していて売りのひとつになっているのです。ってことは「SoundFlowの機能はPro Toolsに組み込んだし、実質ステムの一括バウンスにも対応したようなものだよね」と考えているのか、どうなのか。そうだったら嫌だなあ…と勝手に杞憂してたりします。
SoundFlowのフリー版はPro Toolsのショートカットキーを知ってれば不要だと思います。本領を発揮するのはマクロを自作できるサブスク版からだと思うので、気になる方は調べてみてください。
