音質に関しては再録しただけあってREVIVE版の方が好みです。特にOboe1はレガシー版の激しい自己主張から一転して奥ゆかしく他の楽器を立てるような音になっています。パッチの調整さえうまくいけば是非とも使っていきたい音ではあります。
そんなわけで試行錯誤しつつパッチを調整。
音の小ささはどうしようもないので音源内のミキサーをMAX(+6dB)、KONTAKTの音量スライダーをMAX(+12dB)、必要に応じてDAWのフェーダーで+6dBくらいにして対処。合計+24dBでようやく曲の中で埋もれないくらいの音量になりました。
レガートのもたりはパッチ内にレガート設定項目を見つけたので、こちらで調整。とは言ってもスピードを変えられたりはしません。CineWindsにはレガート速度を変えるオプションがあるので同じものがあれば良いのですが。
レガート設定項目は3つで、上からSlow(内部テンポで2分音符以上の速度で演奏)、Mid(4分音符以上の速度)、Fast(8分音符以下の速度)で、それぞれレガートモードを選択できます。選択可能なものは以下の3つ。
- No Transition (トランジションなし。シンセのモノラルモード的な感じ)
- Legato (ゆっくり目のレガート・トランジション)
- Run (速いレガート・トランジション)
レガートがもたる原因は、このレガート・トランジションが長すぎるせいです。この長さを調整できたら最高なのですが、そんなオプションは存在しないので「もたる!」と思ったらNo Transitionを選ぶことで回避できます。とはいえこれでも微妙にもたりますが(笑)。
Berlin Woodwinds REVIVEは滑らかなレガートを目指したバージョンアップらしいですが、その結果はあまり音楽的でないような気がします。特に複雑なレガートのメロディを演奏した時にその影響が顕著に出ます。
ネットでREVIVEの情報を探しているのですが買ってる人が少ないのか、ほとんど出てこないんですよね。もし何か情報がありましたらコメントで教えていただけたら幸いです。