せまっ! | 『e視点』―いともたやすく行われるえげつない書評―

せまっ!

今日、昼寝してたら、久々に金縛りになった。

俺は、金縛りに関しては、かなりのベテランで、

幼い頃から、もう、何百回、金縛りになったかわかんないくらい、よく金縛りになる。

で、そんなときは、決まって、

「お化け」的なものを見る。

天井全体が、でっかい顔だったり。

お腹の上で、おばあちゃんが正座してたり。

小さい頃は、本気で怖くて、泣いたりもしていた。

しかし、まあ、頻繁に経験すると、

ああ、これって半覚醒の状態で見ている夢なんだな・・・

ってのが、漠然とわかるようになってきた。


そんなこんなで、今現在。

金縛りになったところで、もがく事もせず、

お化け的なものを見たところで、驚くこともせず、

ただ、もう一度寝る、という無感動な人間になった。



で、今日。久々の金縛り。


俺の部屋には、



こんなテレビ台があって、

俺は、このテレビ台の前に布団を敷いて寝ている。


目が覚めて見える景色は、こんなだ。



そこに、


今日は、こんなヤツがいた。



俺の愛用のタブレットに向かって、何かブツブツ、言っている。


「気持ち悪いなぁ」

とは、ちょっと思ったけど、

それは、自分が見ている白昼夢。

恐怖感0。


ついつい、

「狭っ!」

と思ったら。


ギロッ!

と、睨まれた。


相変わらず、

「気持ち悪いなぁ」

と、だけ思っていると。

彼は、少しだけ寂しそうな表情を浮かべ、

奥にズルリとすべり落ちた。



ああ、気持ち悪い。


久々の金縛りは、結構なインパクト映像で、

結構、面白かった。


もし、彼が本当のお化けだったら、

こんな俺でごめんなさい。