聴くということを生業にしております。


長い間、

聴くってことは、


自分は、静かに頷くこと、

何なら、気配さえも消すこと



だと思ってきました。






でも果たして、




本当にそれって相手は、

話しやすいのか?


と、思う出来事がありました。






私は、義母の介護で

少し疲れている時でした。

病院に行くたびに、


そろそろ転院をという話ばかり。

不安でした。





友人に話をするんだけど、


友人を


あんまり重たい気持ちさせちゃいけない

と思って、


控え目になってしまう。





そんな時、友人の一人が



「私の母はね、


喋れなくなってすぐの時に、

緩和ケアに行って下さいって言われたのよ!!!

そんなことありますか!!?

って、主治医に言ってやったわよ!!!



でも、移らざるを得なくなってね‥


だったら、先生、

あなたが、ちゃんと母に付き添って

移動させて下さい!!!

ってお願いしたわよ!!」



それを聴きながら、

私は、腹の底からめらめらと怒りが湧いてきて、


わーわーと言いたかったことを、


友人に向かって話しました。


友人にとって、


大切なお母さんを看ていた時の

悲しみやら悔しさやら怒りを思い出すのは、


辛かったはずです。




でも、友人が、話してくれたおかげで、

この人になら、話していいんだな、


と安心でした。




相手のことをさておいて、
自分の話をするのとは、
ちょっと違って、

こんな経験をした、こんな私だけど
よかったら話してね

と、自分をオープンにして
くれていたんだなと思います。





自分をオープンにする。


聴くことに限らず、


人間関係には、大切なことですね。