ホスピスには、
30歳代、
40歳代の方が
いらっしゃることがあります。
その方たちに
お子さんが
いらっしゃるとき
そのお子さんに
お父さん
または
お母さんが
間もなく死ぬことを
伝えるかどうか?
伝えるとしたらどのように
伝えるのがよいか?
について
考えなければなりません。
「どうするのがよいか」
このことを最終的に
決めるのは、
その子と
これからも一緒に過ごす
家族だと思います。
ホスピスにいる私たちは、
基本的な知識をお伝えし、
一緒に考えることしかできません。
「こうすべきです」
と押し付けてはいけないな
と思います。
・・・とは思いながらも、
「子どもはまだ小さいし、
分からないので
伝えません」
と、言われると
う~~ん
と葛藤します。
とくに
3歳から6歳までの時期の
お子さんには、
「小さいけれども
伝えてあげたほうがいいのになあ」
と、強く思ってしまいます。
もちろん個人差はあるけれど
この時期(幼児の時期)は、
死をある程度
理解できると
言われています。
ただ、
自分の見たことや聞いたことを
現実だ
と信じてしまう時期です。
そして
死の最終性
(=生きていた時に
行っていたことが
すべて終わる)
を理解することは
まだ難しい時期です。
だから
「お母さんは、
遠くの世界に行ってしまったのよ」
と、聞いてしまうと、
「お母さんは、
なかなか帰って来れないけど
遠くに生きている」
と、信じてしまう。
お母さんが帰ってこないから
「お母さんが帰ってこないのは、
自分がいい子にしていないからだ」
と、思い、
一生懸命いい子になろうとし、
それでも
お母さんが帰ってこないので
「自分の何が悪いんだろう」
と、自分を責めてしまうことに
なるかもしれません。
その子が
自分を責めてしまわないように
お母さんが
この世のいのちを
終えたこと
お母さんは
戻ってくることが
ないこと
お母さんの死は
その子の
やったことや
思ったこと
とは関係ないこと
をはっきりと
だけど
丁寧に
伝えなければいけないと
思います。
