膝関節に痛みが、慢性化してしまったという方もたくさん多くいらっしゃることでしょう。膝関節の痛みの治療では、消炎鎮痛剤(イブプロフェンやジクロフェナク、ロキソプロフェンなどがよく使用されることになります)などを使用して薬物治療(有効な方法が確立されてないことも少ないでしょう)を行ったり、リハビリ(リハビリテーションの略称になります)治療を行ったりと、色々な治療の方法が試みられることになります。

ところが、色々な治療を試してみても、「なかなか痛みが改善されるない」とか、あるいは「痛みが酷くて日頃の生活にまで支障が出る」などのケースでは、人工膝関節手術が実施されることもあるのです。

患者さんの中には、膝痛の治療で整形外科に行かないで整骨院に行く人がいますね。

膝の関節疾患(後天的な要因が元になる場合もありますが、先天的に持病があったり、遺伝によって発症する可能性が高くなることも少なくありません)を治療するに当たって、最後の手段ともいわれているのが人工膝関節手術という治療の方法なのであります。

どういう手術になるのかと申しますと、膝の関節で痛みを発生させている部分を手術によって取り除いて、その部分に人工関節を埋めんでしまうというものなのです。

人工膝関節手術を実施するためには、膝の表面の皮膚を12~15cmくらいカットしなければなりませんが、このことを想像しただけで痛みを感じてしまいそうですよね。

しかしながら手術は、全身麻酔を施した上で行われることになりますので、痛みを感じることはないでしょう。膝の皮膚(何でもないときにはあまりに気にしないことも多いですが、一度トラブルが起こってしまうとものすごく気になりますよね)の切開から始まって、人工関節を埋め込み、縫合するというのが手術の内容になります。

膝関節の外科専門の医師(かかりつけを作っておくと、いざという時にも安心できますね)が行い、1時間くらい十五分~1時間半の手術になるでしょう。

手術後もレントゲン(体内の状態を調べるための検査だけでなく、撮影した写真を指すこともあるでしょう)を撮影したりするなど、いろいろな処理事項あることから、病室のベッドに戻れるまでには2~3時間程くらいはかかります。

手術費用は当たり前ですが病院により異なるでしょうが、約60万円程度と考えればよろしいかと思います。

手術のみで考えれば、60万円くらいになりますが、そこから入院費用やリハビリを行ったりなど、手術後に必要である処置のことも考慮に入れた場合は200~220万円程度は覚悟しなければなりませんね。

ちなみに膝痛が悪化したからと言って、めまいや耳鳴りがするというようなことはないでしょう。