ら行 6段 活用
こんにちわ
渋谷でバイトしてた頃のハナシ
時刻は21時をまわっていた
残業帰りに気心の知れたバイト仲間と牛丼店"Y"で遅めの夕食 もちろん「つゆなし」である
この頃は勝手につゆドバドバのいわゆる「つゆだく」してくる店員が増え始めた時期で
つゆだくが嫌いな俺は必ず「つゆなし」を注文していた
牛丼を囲み談笑するなかで「これから麻雀打たないか」という話になった
メンツも丁度四人いる
次の日は休みだったため 徹マンと言う流れで全員合意 雀荘へ向かう
雀荘"S"はK・I線のガードからほど近い ゆるい坂の途中に建っている雑居ビルの2階にあった
枯れそうな爺さんと妖怪のようなババアの出迎えは「日本昔ばなし」の怖い系の話を彷彿とさせたが
休日前ということもあってか店内は盛況のようで ひとまず安心である
満卓であったが運よくすぐにひとつのグループが清算したためほとんど待たずに着席できた
戦況は可もなく不可もなく 勝ちもせず負けもせず 何とも微妙なライン
こういった勝負の時はどうしてもコーヒーやコーラなど
清涼飲料水の類いをガバガバ飲んでしまう癖がある
不意に急激な尿意に襲われた俺は"WC"いわゆるトイレに用事ができ 1ガロンほどの用を済ませた
卓に戻る際にふとカウンターを覗くと カレーやラーメン スパゲティなどの軽食メニューが見えた
そう言えば小腹がすいてきたような気がしないでもない
取りあえずお茶を4つ持ち帰り 仲間と話し 軽食を注文することにした
「すいませーん カレー4つ」
この声を皮切りに 堰をきったかのごとく妖怪に注文が殺到した
妖怪は華麗に注文を捌いている
なんとも不気味な光景だ
俺たちの卓にカレーが運ばれて来た時 隣の卓が丁寧な物腰で注文を始めた
「すいません ラーメン2つとスパゲティ1つ あとカレー1つ下さい」
すぐさま後ろの卓から
「おばちゃん こっちスパゲティ大盛りでー」
これを聞いて何か思うところがあったのか
雀荘という鉄火場で丁寧な注文とは場違いではないだろうか
いや 自分はいつもこの調子だ それはいかな雀荘という特殊な空間でも変わらないはずだ
しかし空気というものもある…読むべきか―
きっとこんな考えが巡っていたに違いない
隣の卓の男は妖怪に言った
「あっ カレー大盛りにできりゅ~?」
俺たちのカレーはお茶だくになった
~fin~
どちらかはっきりしないから6段目がでてくるはめになる(*ε* )
渋谷でバイトしてた頃のハナシ
時刻は21時をまわっていた
残業帰りに気心の知れたバイト仲間と牛丼店"Y"で遅めの夕食 もちろん「つゆなし」である
この頃は勝手につゆドバドバのいわゆる「つゆだく」してくる店員が増え始めた時期で
つゆだくが嫌いな俺は必ず「つゆなし」を注文していた
牛丼を囲み談笑するなかで「これから麻雀打たないか」という話になった
メンツも丁度四人いる
次の日は休みだったため 徹マンと言う流れで全員合意 雀荘へ向かう
雀荘"S"はK・I線のガードからほど近い ゆるい坂の途中に建っている雑居ビルの2階にあった
枯れそうな爺さんと妖怪のようなババアの出迎えは「日本昔ばなし」の怖い系の話を彷彿とさせたが
休日前ということもあってか店内は盛況のようで ひとまず安心である
満卓であったが運よくすぐにひとつのグループが清算したためほとんど待たずに着席できた
戦況は可もなく不可もなく 勝ちもせず負けもせず 何とも微妙なライン
こういった勝負の時はどうしてもコーヒーやコーラなど
清涼飲料水の類いをガバガバ飲んでしまう癖がある
不意に急激な尿意に襲われた俺は"WC"いわゆるトイレに用事ができ 1ガロンほどの用を済ませた
卓に戻る際にふとカウンターを覗くと カレーやラーメン スパゲティなどの軽食メニューが見えた
そう言えば小腹がすいてきたような気がしないでもない
取りあえずお茶を4つ持ち帰り 仲間と話し 軽食を注文することにした
「すいませーん カレー4つ」
この声を皮切りに 堰をきったかのごとく妖怪に注文が殺到した
妖怪は華麗に注文を捌いている
なんとも不気味な光景だ
俺たちの卓にカレーが運ばれて来た時 隣の卓が丁寧な物腰で注文を始めた
「すいません ラーメン2つとスパゲティ1つ あとカレー1つ下さい」
すぐさま後ろの卓から
「おばちゃん こっちスパゲティ大盛りでー」
これを聞いて何か思うところがあったのか
雀荘という鉄火場で丁寧な注文とは場違いではないだろうか
いや 自分はいつもこの調子だ それはいかな雀荘という特殊な空間でも変わらないはずだ
しかし空気というものもある…読むべきか―
きっとこんな考えが巡っていたに違いない
隣の卓の男は妖怪に言った
「あっ カレー大盛りにできりゅ~?」
俺たちのカレーはお茶だくになった
~fin~
どちらかはっきりしないから6段目がでてくるはめになる(*ε* )