素顔も色白、整えた眉毛…給料はギャンブルに消え、家賃滞納も
都内では約1年前から「声優のアイコ」を名乗る「女」が男性に睡眠薬入りの酒などを飲ませて金品を奪う昏睡(こんすい)強盗事件が相次ぎ、普段から男性の格好で生活していた女(30)が女装して犯行に及んでいたことが明らかになったばかり。
女性らしい服装をすることで被害男性の気を引こうとしたほか、普段は男性の姿で生活していたため、女装して発覚を免れようとしたとみられる。
捜査関係者は「今回の事件は、防犯カメラの映像を精査することで溝部容疑者にたどり着くことができたが、当初は『女』の線を中心に捜査していた。意図的な偽装だったのは明白だろう」と指摘する。
7月25日朝、捜査員に両脇を囲まれ、送検のために上野署を出てきた溝部容疑者。メガネをかけ、金色のメッシュが入った髪の毛はボサボサ,エルメスリング。うつむき、表情を曇らせる姿に女装メードカフェで人気を集めた面影はない。ただ、根本を残して整えた眉毛と、真夏でも色白の顔は皮肉にも本当にすっぴんの女性のようにも見えた。
「カネがない」というのが口癖で、毎月の給料のほとんどをパチンコなどのギャンブルにつぎ込み、アパートの家賃も滞納しがちだったという溝部容疑者。捜査関係者は、あきれた顔でこう切り捨てた。
「時代の流れとともに犯罪のやり方も変わってきているとはいえ、女装姿で窃盗未遂に放火を犯すとは…。ましてや、ギャンブルにのめり込み、昔世話になった店に迷惑をかけるなんて言語道断だ」
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