漢字の苦手なペンギン君、どこをどう間違ったのか、「里」と「麦」を逆に覚えてしまいました。

 

どちらも都会の日常生活にあまりなじみのないモノなので、ペンギン君の脳内にサトやムギのイメージがあるかどうかも怪しいところです。パンは小麦で作られる、といっても、見せられるのはせいぜい小麦「粉」で、麦そのものはスーパーに売ってないですし。

何度も間違えるのを見ているうち、「なんで『麦』なんて2年生で覚えなきゃいけないんだ」という気になってきました。

 

「米」は分かります。日本人の主食なので。

でも「麦」は、社会科の始まる3年生でいいんじゃないか?

だって「麦」ってそんなに普段使われる字ではないと思います。ほかの学習漢字のパーツになることもないし。

私たちは教育出版の教科書ですが、単元の本文では「麦」という漢字は出てきません。「かさじぞう」の終わりに、「言葉を学ぼう <町や村に関する言葉>」というコラムがあり、その中に無理やりに見えます「麦畑」「里山」もがねじ込まれています。

 

「日本語学習のためのよく使う順 漢字2200」という辞書によれば、

「麦」は1251位

です。

 

何を何年生に、というのは文部科学省が決めているそうですが、食糧難の時代に「米」いれたらやっぱり「麦」もだろ、ぐらいの感覚で入れたんでしょうか。