今のうちに私の生徒さんたちを紹介しておきます。
個人の特定を防ぐ目的とプライバシー保護のため、動物さん名で例えさせていただきます。
また国名もランダムなアルファベットで示します。
ペンギン君2年生(R3年度)。
生育:日本生まれ日本育ち
家庭:パパ日本人、ママZ国出身、10歳ぐらい年上のお兄ちゃん
言語:日本語、Z語。「夢はどっちでも見る」
性格:明るくて陽気なかわいい「だめんず」
指導開始:1年生6月
コロナで4、5月が休校になった2020年に入学。6月に対面授業が始まったところ、ほとんどひらがなが読めない!書けない!ということで指導依頼がありました。
最初は3文字しか書けなかったそうで。
ペンギン君の学校は大規模校で外国人児童も多いので、日本語指導の専門教員パンダ先生が配置されています。
ペンギン君はパンダ先生にも指導されているのですが、毎回
「宿題は?ファイルは?」と取り立て督促を受けています。
パンダ先生、まるで借金取りのごとく
教室でも忘れ物や宿題忘れが多いようで、担任のりす先生から
りす先生、新任の見た目ほんとにかわいーい女の先生
「やる、って言ったよね?絶対やる、って言ったよねぇ?」どすがきいてます
「今度やってこなかったら、もうペンギン君と絶交だからね」
としょっちゅう責められています。
私にはそれが
「ねぇ、今度こそちゃんと働くって言ったよね?心入れ替えて働く、って誓ったよね?タカシ?」
「そんなんじゃもう一緒に暮らしていけない、あたしたち別れよ?」
といっている、ダメ彼氏を叱責するしっかり者の彼女のセリフに聞こえて仕方ありません。
最初、ひらがなカタカナで苦労したペンギン君、いまだに「ネ、ネ、ネ…ネってどう書くんだっけ?」のようなセリフはたまに聞きますが、なんとかやっています。漢字がちょっと苦手です。一年生の時は、「木」と「千」のつく言葉を書きましょう、という問題に
木りん
千たくき
と書いてしまいました。
しまった。漢字に意味があることを指導していませんでした…
算数の文章題もちょっと苦手。
そんな「だめんず」ペンギン君ですが、とにかく反応がよくて人懐っこくてかわいいのです。時にはお手紙もくれたりします…「あいを”きめて”(愛をこめて)」とさらりと書いちゃうあたりがZ人。