昨日飛び込んできた、知床半島沖で遭難した観光船のニュース。…なんて心が痛い。
父と母を連れて知床に行ったのは、もう10年も前のことだけど、鮮明に覚えている。
クルーザーから見える数々の滝の中で最も美しいと言われているのが、海に直接流れ落ちる高さ30mの直瀑『カシュニの滝』だった。
こんな美しい場所であんな痛ましい事故が起きたなんて、本当に信じられないよ。
船の上から見える壮大な世界自然遺産の景色、船が通る近くの岸で遊ぶヒグマの親子、オジロワシとカモメの攻防戦、クルーザーと並走して楽しそうに泳ぐイルカやクジラたち。なにもかもが美し過ぎて現実離れしていた。船酔いを心配していた母がそれを忘れるほどに楽しい時間だったんだ。
今回の事故に遭われた方たちも、きっとあのときの私たちと同じような気持ちでクルージングを楽しんでいたのだろうと思う。な
のにその数分後には想像を絶する恐怖の中にいたのかと思うと本当に胸が苦しくなる。
専門家の方たちの絶望コメントがキツイ。だけどそれを聞いてもまだ、どうか助かっていてほしいと願わずにはいられない。
みんなが家族の元に帰れますように。幼い子供たちがパパやママの側にいますように。
ウクライナのニュースも、心が痛いだけ。
気持ちが落ちるから見たくないと思うこともあるけど、正しい情報を収集することは「今自分にできること」の1つだと思ってる。
一見、カラーなのかモノクロなのかわからない写真をここに残しておくことに躊躇してしまっていたけど、載せておくべきなんだろうなと今は思っている。正しい現実を1人でも多くの人が見ることが大事だと思うから。
地獄絵図だ…。
子供のこういう写真が1番きつい。
近くにいるのであれば抱きあげてあげたいと思うのに、どうしたって手が届かない。
自分の無力さに打ちのめされる。
神さま…。
どうか罪のない命を守ってください。