学校行事の大切な物を忘れて、急いで家に帰ったある日の午後。
ふららはリビングで物凄いいびきをかきながら眠っています。
(呑気なやつ…)
急いでた私は忘れ物を持ち、リビングで寝てるふららに布団をかけようか部屋に行くように促そうかためらいます。
するといきなり尿失禁を起こすふらら。
それでも爆睡しています。
えー…っと……起こすべき?
状況が状況なので、私は悩みます。
でも早く学校へ戻らないといけないし、
目の前にはなんか失禁してるふららもいるし…
叩き起こそうか…放って置こうか…
私がためらってたのは私が暴行を受けたあの光景がフラッシュバックしてたからです。
惨めな姿になった自分を見られ、また衝動的に何かされたら……と、頭に過ってました。
半分頭がパニックになりながら、とりあえずもうすぐ歳の近い兄が帰ってくる!と信じ、学校へ戻る選択肢を選びます。
そして、学校へ戻り用事を済ませます。
頭の中にはふららの光景が何度も蘇ります。
恋人の家へ向かう途中で私のPHSが鳴ります。
母からです。
「ふららが病院に搬送された、あんたなんか知ってる?」
とりあえず一連の事を伝えます。
母は電話口で深いため息をついてました。
「長男のお兄ちゃん、家に行ってると思うからあんたも病院きて。」
恋人にそっちへ行けなくなった連絡を入れ、
家へ帰ります。
あれは嫌な出来事の前兆だったのです……